81) 引き出しは決めておく
麻雀は引き出しが増えれば増えるほど弱くなる時期がある。 引き出しが多いと状況に応じて的確な引き出しを開けられるかどうかが難しくなり、帰って迷いも増える。 初心者のとき、引き出しが少ないのに強い時期があったのは、ヘソがぶれてないから。 ひとつの戦略で行くと、戦略のブレが少なく勝ちやすくなる。
「多くの引き出しを持ってるのはそれだけで有利。でも今日の戦いにおいて一番多く開ける引き出しは決めておく」 すると、戦略のヘソができて戦いやすい。 迷ったらそのヘソで行くし迷わなければいろんな場所を自由に開け放題。
ヘソ例1 「スピード&リーチ!」
ヘソが「ゆったり柔らかく」なら打Fだが、ヘソが「スピード&リーチ!」なら打G。 そして、この1打の絶対条件は先にソーズを引いたら、必ずどちらかのカンチャンリーチを打つ。 これが打てない人はイーシャンテンで打Fとする。 ただし、打Fは引き出しが多い人の打牌。全ての引き出しをキッチリ開けられる人じゃないと迷い道に入る。
ヘソ例2 「振込み失点回避」 ・安い手で下手に粘らずに、勝負手のみをキッチリ押す形でいく。
ヘソ例3 「タテヨコしっかり!」
リャンメンターツが多いので、ヨコに伸ばしたい打7。
場に1が3枚捨てられている。隣が捨てられているのはタテに強い牌。 打6とする。9ポンで2単騎になってもOK。
三が他家3人の現物。その牌そのものが捨てられてるのはヨコに強い牌。 三のヨコ強を利用して、打中。
(15巻 128話目:ヘノに訊け!)
今までの教えの総括的な教え。 確かに、90近くある教えを全て、適切なときに適切に使おうなんてムズすぎる!
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おわりに
とりあえず、各コミックの終りにある教えをまとめてみました。 あと作中には、まだまだ細かい教えや役に立つ知識があり、できればそれもまとめたかったんですが わかりやすくまとめようとするには、自分は力不足でした。 なので、みなさんコミックスを買って読んでください。
それにしても、ラストは良かったなぁ。きれいにまとまってた。
片山まさゆき先生の作品なら他にも「牌賊オカルティ」と「理想雀師 ドトッパー」がオススメ。 どちらも麻雀戦術&マンガとしても最高でっす。
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