プロット



11.砂塵の蜃気楼

主人公の過去 結合(逆)
主人公の現在 庇護(逆)
主人公の近い未来 知恵
結末(目的) 慈愛(逆)
援助者 公式
敵対者 生命(逆)



主人公はとある依頼を受け、砂漠の奥深くの遺跡発掘隊に同行することになった祓い師。
元々は、政府公認祓い師だったのだが、強引な除霊勧誘活動が仇になって、フリーの祓い師になった【結合逆】
最近は、政府筋の友人から政府が直接関与できないような仕事を引き受けていた【庇護逆】
今回は、ある遺跡の残留悪霊を払うのが目的である。
だが、スポンサーからの要望により、政府の発掘チームの遺跡内調査と並行してお祓いをすることになった【公式】
だが、遺跡内の様子がいつもとおかしく、普段の現場以上に緊張感に包まれている。。
調べた結果、遺跡に埋葬されている者は、発掘チームの先祖によって殺されていることがわかった。
その霊の発掘チームに対する恨みエネルギーが高すぎるのだ【生命逆】
しかし、ピリピリしているのはそのせいだけではなかった。
今の発掘メンバーの間でも人間関係が殺伐しているらしい。
そのうち、発掘チームのメンバーの一人に霊が乗り移ってしまい、そのメンバーがチーム全員を襲いはじめた。
そこで、幽霊には強い主人公と遺跡の仕組みと格闘に強い政府チームが協力してこの悪霊に立ち向かうことになった。
最終的には、恨みの誤解を解き幽霊を切り離し、発掘された遺跡の宝物の一つを使って除霊に成功する【知恵】
事件が終わり、遺跡の外に出るとなぜか友人が外で待っていた。今回のミッションで政府チームに参加を認めさせることが目的だったらしい。
だが、主人公はこの非公認で悪霊祓いの仕事を続けていくことを決めた【慈愛逆】
悪霊がはびこるこの世界には、無慈悲な自分のような人間が必要なのだ。



12.銃道

主人公の過去 庇護
主人公の現在 知恵(逆)
主人公の近い未来 信頼
結末(目的) 幸運(逆)
援助者 公式
敵対者 創造



 舞台は、西部時代のとある町。
主人公は普通に育てられた、ただの食料品店の子供でとても大事に育てられていた。
だが、それは祖父が旅から帰ってくるまでだった【庇護】
なんと、祖父は腕利きのガンマンで、拳銃の作り方から使い方までを一つの格闘術にした「銃道」の使い手だったのだ。
拳銃なんて撃ったことも触ったこともない主人公【知恵逆】
その主人公に銃道の基礎を教える祖父
【公式】
両親は喜ばないが、主人公には銃はとても新鮮で、興奮を覚えた。
そのうちならずもの達が、町を襲いに来る。
ならずもの達は最新式の銃を持っており、町の警察官では太刀打ちができない【創造】
そこで、祖父が警察官から助けを求められ、あらかたの敵を倒してしまう。
しかし、その様子を見に家から出てきてしまった主人公がならず者達のボスに捕まり人質になってしまう。
流石に祖父も簡単に手出しができない。
だが、銃道の教えを思い出した主人公が、ボスから銃を奪いボスを倒してしまう。
町の平和は守られた。
しかし、ならずもの達の本拠地を潰さなければ新たな悪人どもがまた襲ってくるだろう。
そこで、祖父が銃道の教えを書いた本を残して本拠地を壊滅させるために旅立ってしまった【幸運逆】
そして、何年か後主人公も頼もしい青年となった【信頼】
そして、彼もまた帰ってこない祖父の後を追い旅立つのだった。


13.ギャンブルポップ

主人公の過去 理性(逆)
主人公の現在 意思
主人公の近い未来 公式(逆)
結末(目的) 治癒(逆)
援助者 善良(逆)
敵対者 公式



主人公はギャンブラー。
性格は、自分の為なら他人などどうなってもいいと思うほど自己中心的な男だった【理性逆】
そんな主人公が今日も格闘技ギャンブルに勤しんでいると、ある少女が話し掛けてきた。
なんと、次の試合の勝者を教えてやるから、金をよこせと言う。
典型的な詐欺だと思ったが、わざと話しに乗ってやることにする主人公。
果たして結果は、その少女のいうとおりになった。
食事をおごってやり、今後も一緒に稼がないかと誘う主人公だが、それを断ってどこかに行ってしまう少女。
だが、数日後また少女が同じようなことを他人にしているのを見かける。
声をかけるが、ほとんど無視されてしまう。
それ以来、その少女を見かけるたびに声をかけ、少しずつだが、心を打ち解けていく。
そして、少女と自分の生い立ちが似ていることに気づく。
しかし、少女のギャンブルの必勝法だけは教えてくれない。
しかし、そのうちその少女のことが噂になり、その賭場の元締めであるギャングにつかまってしまう【公式】
全く関係のない少女のために助けに行くことを決意する主人公【意思】
だが、しかしもう少しで脱出できたのにも関わらず最後に失敗してしまい、捕まってしまう。
主人公は見世物として、格闘ショーの前の惨殺ショーに出ることになってしまった。
そして少女は、ボスのために今後の上がる株を予測するように強制される。
そして、ショー当日。
凶悪モンスター相手に善戦する主人公だが、やはり力の差はいかんともしがたく、大怪我を負ってしまう。
これまでか、と思ったとき少女がなんと競技場の中に入ってくる。
どうやって逃げ出したかと言うと、ボスの変死のさわぎに紛れて逃げ出してきたという。
少女の能力は「他人の運を操作する」能力だったのだ。
もちろん、幸運になった人はその後にしわ寄せがくる。
そのため少女は一度幸せにした人物には係わり合わないようにしていたのだ。
少女はそうやって、他人の運を利用して生きてきた【善良逆】
賭場を逃げ出すことができた主人公達だが、そのギャング達のお尋ね者になってしまう【公式逆】
そして、二人は一緒に生きていくことを決めた。
ただ、少女の側にいる主人公は常に幸運と不幸の波が激しい生活である【治癒逆】
少女の能力はまだ不安定だったのだ。
二人が平和のうちに暮らして行ける道はあるのだろうか。
二人の旅は始まったばかりである。



14.神様に清き一票を!

主人公の過去 慈愛
主人公の現在 寛容(逆)
主人公の近い未来 節制
結末(目的) 清楚
援助者 結合(逆)
敵対者 勇気(逆)



主人公は教会のシスター。
いつもは孤児の世話などをしている【慈愛】
そんな主人公に黒スーツ姿の男が訪問にくる。
彼は次期市長最有力候補の秘書だという。
しかし、あまりにも強引なやり口に反対したせいで首にされてしまった【結合逆】
そして、今度の市長選で次期市長が新しい市長になったら、援助金が減らすことを計画しているという。
そんなことはさせないために、主人公が市長選挙にでることを黒スーツは提案する。
そして、主人公はその黒スーツの口車に乗せられて出馬することを決める。
だが、政治については何も知らない主人公。
スーツ男に助言を受けながら選挙活動をすることにする。
だが、選挙にもある程度はあくどいことは必要である。
しかし、そこはシスター。
神の道に背くことは許さない【寛容逆】。悪とみなした行為は一切行わないのである。
最初は、頑固者と思われてきた主人公だが、真摯な姿勢が段々と人々の心を捕らえていく。
そんな主人公を見て、不安になった最有力候補【勇気逆】
主人公を陥れようとあの手この手を仕掛けてくる。
だが、主人公は逆に神の教えを説いて、逆に最有力候補を改心させてしまう。
そして選挙当日、選局はシスターに圧倒的に有利であった。
それにも関わらず、選挙自体を辞退してしまった【節制】
最有力候補が改心したのを見て、自分よりも市長にふさわしいと判断したのだ。
そして、市から孤児院に費用の全面補助が決まり、主人公はまた孤児たちとまた平和に暮らすことになったのだ【清楚】



15.マンカインド山田

主人公の過去 厳格
主人公の現在 意思
主人公の近い未来 秩序
結末(目的) 理性
援助者 幸運
敵対者 信頼(逆)



この世界の人間は、劣等種と優等種の二種類の人間 しかいない。

主人公は優等種の血筋の男。

そして、優等種の人間はあらゆる面で優遇されている。
普通こんな世界は劣等種の反乱などが起こりそうだが、統制がよく取れており平和そのものだった。
主人公はその中でもエリートの道を進むべく、高等教育コースに在籍しており、 成績もトップクラスだった【厳格】
もう少しでコースも卒業というところで、最終課題が出される。
それは、ある施 設に赴き、一ヶ月ほど実習するという簡単なものだった。
その施設は病院みたいなもので、劣等種優等種区別せず国民全員人生に一度はそ の施設を訪れる。
説明員によると、人のストレスに耐性をつけるための施設だという。
そして、主人公達も実習の最後の日には機械を体験するということだそうだ 。
主人公が、ふと夜中に起きると少女が自分の部屋にいる。
少女は主人公に決して機械に 入らないように忠告して消えてしまった。
次の日から、主人公は実習に入るが、施設に入っていく人の様子がおかしいのに気づく。
入るまえには、緊張や不安で強張った面持ちの人達が、帰るときには一様の笑顔で帰って いくのだ。
あまりにも例外がないので、主人公は違和感を感じる。
そして、秘密裏に調査した結果この機械は人間の感情コントロールする機械だということが 判明する。
そして、その夜あの少女が現れ、付いてくるよう誘われる。
その少女は運よく機械を免れることができ感情が正常なままだったのだ【理性】
主人公は、 規律を破り少女について施設の外の世界に出かけてい【意思】
外の世界は劣等 種の世界だった。
この世界では全員が無表情で肉体労働をしている。
反抗や屈辱といった感情 が奪われてしまったのだ。
そして、その工場の奥にはさらに部屋がある。
その部屋では使えなくな った劣等種を処分する部屋だったのだ。
それを見て主人公は自分の信じる世界に反旗を翻す決意をする。
そして、密かに 優等種のことについて調べはじめる。
そして、ついに優等種のリーダーと会うこ とができた。
リーダーは感情封印装置の生みの親であった。リーダーの 話しによると、優等種と劣等種の違いは遺伝子配列で決定されており、生物的な差はない という。
つまり、優等種劣等種はただの運で決定されていたのだ【幸運】
そして警備員達に捉えられ、無理矢理機械の中 に入れられる主人公。
機械から出た主人公は劣等種の管理兵士になっていた【秩序】
しかし、それは主人公の演技だった。
予め機械の仕組みを理解した主人公は耐性 のついた機械を体の中に仕込んでいたのだ。
兵士に紛することで、簡単に放送センターに入ることができた。
あとは、感情を 取り戻すことができる電波を全国放送で流すだけである。
この企みに気づいたリーダーが、放送室に電話をする。
ボスが言うには、感情を取り戻した人間は、憎しみや怒りで互いを信じれなくな り、すぐに戦争を始め、今の平和の世の中は崩壊するということだ【信頼逆】
主人公は言う。感情がない人間は、ロボットのようなものだ。
自分達人間は感情が あってこそ、人間になれるのだと。
そして、主人公は感情を取り戻す機械のスイッチを入れるのだった。




16.知りすぎている男

主人公の過去 庇護
主人公の現在 生命
主人公の近い未来 解放
結末(目的) 幸運(逆)
援助者 公式
敵対者 善良



舞台は、魔法が世の中に浸透した現代。
魔法警備隊も十分成長し、モンスター退治も卒なくこなせるようになった頃、ふらっと男が現れた。
男は、自称アカシックレコードの能力を持つ者だという。
が、肝心なことや 大事なことになるとすぐに「それはわからないね!」という。
あんまり役には立 ちそうにないが、色んなことを知っているこの男、一体何者なんだろう?
隊員が調べたところ、なんと中世ヨーロッパ時代に描かれた絵にそっくりの顔をした男が いた。
書物によると天災の予言や流行り病を治したり、国からもとても丁重にも てやされたという【庇護】
なんで長い間生きてられるのかと聞くと、あっさりと「不老 不死の呪文さ」という。
あやしい。
そんなとき、強大な力を持ったモンスターが現れ、魔法警備隊が全滅の危機に陥る。
そのとき、その男が現れて的確なアドバイスと指令をし、そのモンスターを倒すことができた。
改めて、男の目的を聞くとこう答えた。
自分は君達人類を守るために来た【生命】
いや、守るためにこの能力を授けられ たのだと。
人類よりも上位の存在(神様)は直接には手は下せない。
そこで私 がその役をしているのだと。
魔法に目覚めた人類は、その魔法の法則により、全滅の 危機が近づいている【公式】
その危機を乗り越えられるかどうかは魔法警備隊に かかっているそうなのだ。
偶然魔法に目覚めた警備隊隊員たち【幸運逆】
前回の魔法発動機である中世時代では、魔法界のトップ たちが時期尚早と判断し魔法自体を封印した。
そして、現代ではインターネットが広まっ た今、魔法を抑えることはできない。
来るべきき対決の日までに力を付けないといけないの だ。
そして、無事にその日を人類が勝てることができたのなら、自分はこの能力がな くなる【解放】
その後の人類たちは、自分なしでも生き残っていけるだろうから【善良】





17.受験の鬼

主人公の過去 幸運
主人公の現在 調和
主人公の近い未来 誓約
結末(目的) 創造
援助者 信頼(逆)
敵対者 善良(逆)
 


主人公は難関私立高校の3年生。
たいして頭がいいわけじゃない。かといって、 頭が悪いわけじゃない。
ただ、本気を出すのが嫌な性格なのだ。
そんな主人公が難関私立高校に入れたのは、テストがマーク式で、適当に付けたところが全部当たってからである【幸運】
しかし、この高校が主人公に合っていないようだ。
本気を 出せばいい成績が取れるのだが、メンドクサイのでいつも赤点ギリギリの点数を取れる ぐらいの勉強しかしないことにしている【調和】
なぜ、主人公がこんなにやる気がないのか。
主人公の実家は先祖代々 続く宮大工屋で、主人公が跡を継ぐのが決定している【誓約】
一生懸命勉強していい大学に入っても将来が決まっていることに主人公は、ある意味、諦観の構えであった。
そんな主人公だったが、ある日、主人公は学校一可愛いと噂の後輩の女子からラブレターをもらう。
そして、ちょっとウキウキしながら校舎の裏に行ってみるといきなりこんなことを言 われた。
「あなたが東大に入るなら、彼女になってあげてもいいわ」
彼女はちょっと自分の世界を持っている子だった【信頼逆】
なぜラブレターをもらいながら向こうから条件を出されるのか?
しかもその様子を見ていた後輩の不良にいちゃもんをつけられなければいけないのか【善良逆】
疑問に思いながらも主人公は思った。
ちょうど良い暇つぶしだ。東大にはいって奴ら(両親や不良)を見返してやる。
そうして、主人公の戦いは始まった。
が、続かない。集中力が持たないのだ。
今まで、のほほんと生活をしてきたつけが貯まっているのか、一時間も勉強するとストレスがたまりどうしても集中できない。
そこで、主人公は考えた。自分に必要なのは息抜きである。それも、飛びっきりのストレス解消法が必要だ。
そうだ!近所の畑に巨大なミステリーサークルを書いて、みんなを驚かせてやろう。
一晩で、超巨大で複雑なミステリーサークルを作ったら、誰もが驚くだろう。
しかし、その作業を少女に見られてしまう。
だが、少女は進んでその作業手伝ってくれた。やはり少女の目的がわからない。
そして次の日、ミステリーサークルは完成した。
テレビ局の取材までくる大騒ぎになり、大成功と言えよう。
そういえば、あの不良が見てたようだが、奴の話しなど誰も信じないだろう。
おかげで、勉強にも身が入るというものだ。
そして、またストレスが溜まるとありきたりの方法では物足りなくなり、もっと大騒ぎの事件を起こすようになる。
その度に少女は手伝ってくれた。あの 不良もそのうち自分を手伝ってくれるようになった。
どうやら、不良の中ではただ のがり勉から格上げしたらしい。
だが、東大過去問になると、より高度なストレス発散方法が必要だ。
主人公はある計画を思い付く。
もし、成功すれば一年はストレスフリーで過ごせるようなすごい計画である。
それは、テレビの生放送の真っ只中で銀行強盗をし、閉じ込められた銀行から忽然として姿を消すことであった。
綿密な作戦を立て、この計画は見事に成功する。
その甲斐もあり、受験にも合格した主人公。
だが、主人公は大学には進まなかった。
大学に行かなくたって、楽しいことは日常生活の中に転がっているのだから。
主人公は稼業を継ぎ、5代目宮大工として働く一方、義賊団を立ち上げで今日もどこかで騒ぎを起こしているのだ【創造】





18.オカマと爆弾

主人公の過去 変化(逆)
主人公の現在 慈愛(逆)
主人公の近い未来 秩序(逆)
結末(目的) 創造
援助者 意思(逆)
敵対者 解放



これは一人のオカマのストーリー。
彼女は、昔は妻と子供がいる普通の家庭を持つよき夫だった【変化逆】
それが、今はオカマで探偵稼業などをしている。
しかも実際は探偵とは名ばかりの街のなんでも屋のようなものだった。
主人公が住むこの街は厄介事が多いのだが、女の冷酷さと男の強さを合わせもつ主人公は、それらをうまく利用してなんでも屋として働いていたのだった【慈愛逆】
ある日、その町で主人公をを探している女の子がいた。
それはなんと主人公の娘だった【意思逆】
しかし、この娘は主人公の本当の子ではなく、それが原因で離婚、ひいては女性 不信となり自分はオカマになったといういきさつがあったのだ。
なぜ今頃会いに来たのか。
自分は父親でもないし、父親の資格すらない。
会って話を聞いてみた。
母親の元から家出してきた彼女は自分の本当の父親を探して欲しいとのことだ。
そして、人探しのプロである主人公を訪ねてきたという。
つまり、彼女は主人公が昔の自分の父親とは気付いていない。
ここは、さっさと探して仕事を終わらせてしまおう。
次の日から探し始めたが、調べると深刻な問題が判明した。
なんと彼女の父親は日本解放軍というテロリストのリーダーとなっていたのだ【解放】
こんな危ない奴に元娘を渡すわけにはいかない。
とりあえず嘘をついてとっと と母親のもとに帰そうとする主人公。
娘は納得がいかないようすだったが、大人しく帰ったようだった。
しかし、今度は逆にこっちがテロリストから狙われるハメになった。
どうやら次の計画を探っている政府のスパイと思われているらしい。
そして、最悪の事態になった。
娘がテロリストによってさらわれたのだ。
どうやら、主人公の報告が怪しいと思い、自分で調べていたらしい。
ついでに俺が父親であることも薄々感づいていたようだ。
こうなったら全面戦争だ。
主人公はこの街のオカマ達全員に呼びかけテロリストのアジトを探索した【秩序逆】
オカマ達の情報網は物凄く、すぐにアジトは判明した。
そして、アジトに飛び込んだのはいいが、テロリスト達の計画はすでに実行中であり、娘もそれに巻き込まれていた。
主人公は、テロの現場にむかった。
テロリスト達は街のタワーの頂上に爆弾を仕掛けていた。
主人公はそれを阻止するために、単身突っ込んで行った。
そして、娘の本当の父親でありテロリストのリーダーとの一騎打ちになった。
リーダーは娘と一緒に爆弾で吹っ飛ぶ気らしい。
それに逆上した主人公は「親が子供を守るのは宇宙のルールだ!オカマになってもそれは変わらない!」と言って渾身のいちげきでリーダーをを吹っ飛ばした。
爆発の直前に、娘を抱いて主人公は命綱を付け屋上から飛び降りた。
爆弾は爆発し 、辺りは目茶苦茶になった。
主人公と娘は混乱に乗じて、主人公の事務所に帰ることができた。
その後、主人公と娘は一緒に生活をすることにした。
爆弾のショックにより、昔の記憶も吹っ飛んだ、とは主人公の談。
「娘もできたし、新しい父親でも探してくるか」と主人公は密かに思っているのだった【創造】





19.時の解放者

主人公の過去 解放(逆)
主人公の現在 勇気(逆)
主人公の近い未来 意思
結末(目的) 誓約(逆)
援助者 変化
敵対者 清楚



その国の時間は十年前から悪魔によって支配されていた。
悪魔のきまぐれによって、昼に空が暗くなったり、夜に労働開始の鐘がなることが頻繁にあった【解放逆】
ある時、悪魔による時の支配を解放しようとする若者がいた。
だが、その国では悪魔を倒せば時間の管理をするものがいなくなり、時間の流れが滅茶苦茶なものとなって作物がとれなくなり街が滅びると言い伝えられていた。
若者もそれを信じて、何も行動できずにいたのだ【勇気逆】
そんなとき、街の外から旅人がやってきた【変化】
理由はよくわからないが、12時にこの街を出る必要があるそうだ。
しかし、悪魔は12時に鳴るからくり時計の音が嫌いでここ十年ほど12時にはなっていない。
それを聞いた旅人は悪魔退治をするといった。そして、若者もそれの手伝いをすることにした。
時間をあやつる悪魔は自分が負けそうになると時間を巻き戻し体力を回復してしまうため、どうしても倒せない。
戦っているうち、旅人は悪魔がいつも朝の8時に戻るのに気付いた。
その時間は若者がいつも街の大時計のねじを巻く時間だ。
もしや、と思った旅人がその大時計を詳しく調べてみると、確かに妖気が漂っている。
悪魔は時計自身だったのだ【清楚】
なんで、時計が悪の心を持つようになったのかについて調べてみた。
その理由は十年前に遡る。その頃は、国全体が時間に厳しくするというお触れがあり、種蒔きや収穫や会合の時間も一分と狂わずに 行われていた。
だが、ある家族の子供が行方不明になったとき両親は子供を探していて会合に遅れてしまった。
そのことが問題となり、その家族は村八分になってしまった。
運悪くその年は凶作となり、村の援助を受けられなかったその家族は死んでしまった。
それを見た時計が自分が正確な時を刻んだせいだと思い、悪魔になってしま ったのだった。
若者は自分が悪魔のネジを巻いていたことを恥と思い、自分の手で悪魔を倒すと決めた【意思】
街の大時計の動力部を破壊する若者。
時間が戻せなくなった悪魔を旅人が打ち負かした。
街は解放された。
時計は元通り正確な時を刻むようになった。
一つ変わったことといえば、街の人たちは時間に縛られることなく、自分のペースで生活するようになったことだろ う【誓約逆】
12時の鐘がなるとき、人々は時計を見上げて安堵の表情を浮かべて昼ごはんの準備を始めるのだった。





20.古代に緑を!

主人公の過去 善良
主人公の現在 寛容
主人公の近い未来 理性
結末(目的) 調和(逆)
援助者 公式(逆)
敵対者 幸運(逆)



ある研究チームが古代の遺跡を発掘中に植物の種らしきものを発見する。
試しに肥料と水を与えると、なんと発芽したではないか!
しかも、その植物はどんどん成長し、テレパシーで人と話せるようになった。
それは古代のロストテクノロジーが産んだ遺伝子改良生物だったのだ。
この生物は遺伝子を改良された結果、知性を持つことができた。
そのおかげで、自分に成長に必要な適切な水量や肥料の量まですべて教えてくれるのだ【善良】
そして、その植物が再び現在に蘇ったことで、植物学が一気に発達することが期待された。
政府もこの計画に乗り気である。
しかし、この種を発掘した考古学者は不安であった。
なぜ古代文明は滅びたのか。
株分けされた種が、そのことについて重い口を開け説明してくれた。
植物は人間に服従するよう遺伝子が組み込まれている。
そして、人間の言うことを聞いて植物を育てているうちに、土壌がどんどん肥沃でなくなり、ついには植物も動物も住めない土地になってしまった。
もともとこの植物は全生物が平和の内に生きられることが、本能の一部になっている【寛容】
だが、現代に蘇った種には人間に服従する遺伝子が欠損していた【幸運逆】
考古学者はそのことを政府に陳情するが、政府は一介の考古学者の言うことなど聞かず、植物を利用し食糧問題を解決する計画を立てていた。
だが植物が十分に育ったとき、植物は全生物を生かすためには人間は不必要と判断し、人間を滅ぼそうとしはじめる。
そして考古学者は株分けされた植物から情報を聞きだしたところ、植物を止めるための装置が遺跡にあることを知る。密かにその装置を遺跡から発掘する【公式逆】
それは、植物の遺伝子を変える薬であった。
これを空から撒けばその全生物を守るというする本能を忘れてしまう。
そして、作戦は成功した。
植物はその本能を忘れた。
だが、知性はそのままで あった【理性】
本能を忘れた植物は、人間が悪いことをするとすぐに反撃に転じる。ただし、良いことをするとそれに応じた結果を示してくれた。
人間と植物とは対等の関係になり、人権とは別に植物権なるものが社会に存在するようになった【調和逆】
この事件後、人類は今まで以上に自然を守ろうと協力するようになったのは言うまでもない。
だが、本当に植物は本能を忘れてしまったのか?
もしかして、そう 見せかけた芝居ではないのか?
この謎の答えは植物と一人の考古学者しかしらない
・・・









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