プロット8



71.敗走兵の日記

主人公の過去 生命
主人公の現在 秩序
主人公の近い未来 理性
結末(目的) 調和(逆)
援助者 節度
敵対者 厳格
 


主人公は戦争の最前線で負けた方の敗走兵。
最前線の戦いの結果、我が方は惨敗である。
自分はかろうじて生き延びることができた【生命】
どうにかして、自分の陣地に戻らなければならない。
だが、自分の陣地ははるか先である。
このまま軍服を脱ぎ逃亡するという選択肢はあるが、それは軍規に反する行為で結局処罰を受けることになる【秩序】
敵兵に見つかることは、戦いを意味し、そしてそれは自分の死を意味する。
なんとか穏便にやりすごさなくてはならない。
時には崖にぶら下がったり、池の中で3時間も潜んでいなくてはならなかった。
途中でどうしてもお腹がすいたので、ある一軒家に寄る。
そこに住人が帰ってくるのだが、別に騒ぎもせずに自分にご飯を作ってくれるのだった【節度】
彼女は夫を戦争で亡くしているにも関わらず、戦争の被害者を全員救うと決めたらしい。
そこに見回りの兵が来たので、自分は裏口から逃げ出すが、この借りは必ず返すと決意をする。
そして、ついに味方の陣営近くまでたどり着く。
あとは、敵の大本営をこっそり と突破すればよい。
だが、ここで思いがけない人物に会う。
なんと軍司殿と合流することができた。
軍司は敵の武器庫を爆破するチャンスだといった。
兵士たるもの常に敵にダメージを与えることに心血を注がなくてはならないとのことだ【厳格】
自分は反対であった。
ほぼ負けが確定しているこの戦争でこれ以上被害者を増やす必要はないだろう【理性】
二人は言い争いから器庫の前で戦いあい、軍司は死に主人公は敵の捕虜になった 。
数年後、主人公の国は相手国の属国となり平和が訪れた【調和逆】
自由の身となった主人公はあの小屋で女主人と一緒に平和な暮らしを送っていた。




72.貧乏神と共に去りぬ

主人公の過去 意思
主人公の現在 勇気(逆)
主人公の近い未来 厳格(逆)
結末(目的) 変化
援助者 幸運(逆)
敵対者 創造
 


神様達の暇つぶし、ゴッドレースに出ることになった主人公。
万年ビリで可哀相 な貧乏神のために一肌脱ぐことにした【意思】
そして、タッグを組むことになったのが恋愛の神様の選手の女性。
レース中はモテモテになるのだが、とにかく金運が悪い【幸運逆】
貧乏神の能力おそるべしである。
しかし、人間の努力は神の力の及ぶところではない。
主人公の頑張りや女の子達の力により、トップグループに食い込む主人公たち。
しかし、後半に入り、主人公を神様直々に脅迫する。
しかも神様というのが万物の創造の神ゼウスなので主人公もタジタジである【創造】
主人公は後半の最初、 わざと負けようとする【勇気逆】
だが、前半であった女の子達が応援に来ているのを見て、考えを変える。
やはり負けられん!
そして、最終種目。
相手は創造の神ゼウスの選手対貧乏神の選手。
ここで周りに異変が。
なんと他の神々も貧乏神を応援し始めたのだ【厳格逆】
全員創造神ゼウスの横暴さに辟易していたのだった。
そして、ゼウスの選手を打ち負かす主人公。
こうして、ゴッドレースの幕は降りた。
ちなみに神様人事異動で貧乏神が幸福の神へ。
ゼウスが貧乏神に異動したのは、別の話だ【変化】
そして、元貧乏神が主人公に幸福をやろうかと聞くと、主人公は首を横に振った。
「本当の幸福や不幸は、神様が決めるんじゃない。人間が決めるのさ」。
確かに、タッグを組んだ女性と腕を組んだ主人公は幸福の輝きで包んで見えた。



73.暴走だんじり

主人公の過去 庇護
主人公の現在 創造(逆)
主人公の近い未来 勇気
結末(目的) 変化(逆)
援助者 秩序
敵対者 善良



主人公は元海軍特殊部隊のコックさん。
大阪岸和田祭のだんじりに爆弾が仕掛けられた。
時限爆弾でもあり、スピードが落ちても爆発する。
早急に市街地を駆け抜け、解除現場に誘導するのだ!
大阪のタコ焼き屋で修業しているゴツい外国人がいた。
危険な任務から身をひき家族を養うため大阪に引っ越してきたKCだ【庇護】
今日はだんじり祭の日で稼ぎ時だ。
だが、人混みの中で国際指名手配されているテロリストの姿を見つける。
追いかけて、拷問するとなんとだんじりに爆弾を仕掛けたという。
早く解体しないといけない。
CIAと協力し【秩序】、1基ずつ解体することになる。
だんじりはスピードが4キロメートル以下に落ちたら爆発する。
また時限装置も付いているため、早急に解体現場まで持って来ないといけない。
パニックを防ぐため、市民には外人の催しがあるといってある。
KCは観客の笑いを取りつつ爆弾の解体に奔走した【善良】
ときにはだんじりの上でテロリストと格闘をし、タコ焼き屋の上につっこんだり、だんじりを曲がるときに潰されかけたりもした。
娘も人質に取られるが、大阪のおばちゃん達の力によって救出されたりもする。
ラストでは、テロリストのボスとの一騎打ちである。
なぜか、だんじりに乗ってチキンレースをする二人【勇気】
「You are chicken!」「No! I'm Octopas!」←決めセリフ
そして、大爆発。
間一髪のところで脱出していた主人公。娘と抱き合うシーン。
そして、主人公は岸和田で一番有名なタコ焼き屋として、より一層活躍するのだった【変化逆】




74.偏光人間

主人公の過去 公式(逆)
主人公の現在 知恵
主人公の近い未来 治癒
結末(目的) 清楚
援助者 厳格(逆)
敵対者 信頼(逆)



主人公は偏光レンズを通してしか見えない人間。
主人公本人も偏向しており、いつか社会に一発くらわしてやろうと考えている。
だが、常に偏光レンズをのぞいている少女に見つかってしまう。
主人公はいつからか、他人に気づかれない存在になっていた【公式逆】
どうやら、カメラや写真などには写るのだが、肉眼では確認されないらしい。
何故こうなったのか。
それは、ある程度想像がつく。
自分が偏向しているからだ。
つまり偏光している。
こうなったら自分のこの長所を生かして、自分を裏切ってきた日本社会をあっと言わせてやりたい【信頼逆】
そのためには、色々と勉強する必要がある。
コンピューターのいじり方、日本社会の弱点などについてだ【知恵】
そして計画もほぼ決まったとき、ある少女に見つかった。
どうやら家出少女らしいが【厳格逆】、どうしてくれよう。
このままだと、自分の計画が漏れる可能性がある。こうなったら、一緒に連れていくしかない。
そして、オレは原子力施設に難なく侵入した。
そして、もうちょっとで暴走を起こすことができた直前、あの魔法協会とかいう連中が乗り込んできたのだ。
俺は少女を置き去りにすることで間一髪で逃げることができた。
だが、一体どういうことだろう。
やつらはオレじゃなくて少女を探していたようだったし。
まぁ、これで計画も一から立て直さなくてはならない。
そんなとき、魔法協会が襲われたというニュースが入った。
原因はやはりあの少女だったらしい。
俺は一瞬考えたが、すぐにその本部に向かっていた。少女を助けるためだ【治癒】
といっても、自分にできることは医療器具を持って、敵にばれずに本部に忍び込むことしかできない。
少女は助けることができた。そして、もうひとつ厄介な仕事が増えてしまった。
この少女と一緒に、逃げてくれとのことだ。
この少女は地球とコンタクトできる寄り代らしい。
そして、敵の組織は地球の自然現象をこの少女を使いコントロールできるのだと考えている。
俺はどっちにも反対だ。
だが、オレとは違いこの少女は自分の人生を、好きに生きる権利がある。
そして、俺はこの少女を解放するために逃避行を始めたのだった【清楚】



75.四畳半量子論

主人公の過去 知恵
主人公の現在 寛容(逆)
主人公の近い未来 厳格
結末(目的) 幸運
援助者 勇気(逆)
敵対者 清楚(逆)



主人公が四畳半で寝転んでいると、誰かが呼ぶ声がする。
なんとも蚊の鳴くような声で、最初は幽霊が出たかとも思った【勇気逆】
なんとそれは畳の裏から聞こえてくる。
話をよく聞くと声の主は宇宙航行中にタイムワープに失敗し、畳のうらの空間に閉じ込められてしまったらしい。
宇宙船を直すには量子力学を知らなくてはならない。
だが、主人公は量子力学を基本の基本しか知らない【知恵】
そこで、同級生や大学の教授に話を聞いて、それを畳の裏の宇宙人に教えていく。
出席日数が足りない自分は、最初教授に怪しまれたりしたが【寛容逆】、熱心な姿勢を評価され色々親切に教えてくれるようになった。
しかし、同級生の一人がそれは詐欺だとか言い出した【清楚逆】
あげくのはてには、畳を剥がしたり、1階の天井を破ったりする。
それでも、やはり誰もいない。これは本物だろう。
そして、出発する準備もできワープスイッチを入れる宇宙人。
が、駄目。スゴイ爆発音が響いた。
何か事故が起きたらしい。
こうなったらなりふり構ってはいられない。
教授もウチに呼び、宇宙人と直接会話してもらう。
そして、原因がわかり宇宙人は無事に出発できたらしい【幸運】
静寂が戻った四畳半で、教授は自分にこう言った。
「面白いイタズラだ。インテリジェンスがあり、アイロニックだ。だが、君は単位を取るためには残りの授業を全部でなくてはいけないよ」【厳格】
やはり、四畳半にこもりきりというわけには行かないようだ。




76.原子力星アドベンチャー

主人公の過去 解放
主人公の現在 変化(逆)
主人公の近い未来 秩序(逆)
結末(目的) 生命
援助者 調和(逆)
敵対者 庇護(逆)



原子力反応が常に起こっている星、パロマ。この星を探索し、原子力エネルギーの源を探し出すのが主人公に与えられた任務だ。
主人公は元囚人。今回の任務が遂行できれば恩赦がもらえるというので参加したのだ【解放】
パロマに到着して、一番気をつけなくてはいけないのが放射能だ。
キャンプ地以外は防護スーツを着ていなくては、数分で死に至る【庇護逆】
こんな過酷な環境に好き好んでくるやつはいないだろう。
とにかく早く任務を終わらせて地球に帰ろう。
そして、探索を進めていたある日、奇妙なものに出会う。
それは、巨大ななめくじのようなものでしかも私に話しかけてきたではないか。
こんな星に生命体だと【調和逆】
人間と同じくらいの知能を持つそれは、自分をこの星なりの方法で歓迎してくれた。
そして、お土産に原子力エネルギーの源までもらった。
これは、いい商売になる!
主人公はもと詐欺で捕まっており、その商売魂がまた燃え始めていた【変化逆】
この探検隊長を上手いこと口車に乗せ、母船に帰るときは自分を置いて行くように説得した。
そうすれば、より詳細な調査ができるし、鉱脈を見つけることができると言ったのだ。
でも、本当はなめくじを説得し、この星に自分の王国を作ることが目標だ。
計画はうまくいった。
この星の生命体を説得し自分の基地を作り、人間どもには申し訳程度のエネルギー原を与えていた。
しかし、驚いた。まさかこの生命体が変身できるなんて。
自分の理想像の女性に変身させて日々楽しんでいた。
だが、あるとき人間が攻めてきた。やはりひとり占めしたいのだ【秩序逆】
俺は、お気に入りの生命体を一つもって逃げ出すしかなかった。
だが、この生命体は放射能がないと死んでしまう。
そして、俺は自分の命とひきかえにこの生命体を生かすことを選んだ。
この星の裏側にスーツなしで降り立ち、生命体を逃がしてやったのだ【生命】
そして、基地の自爆スイッチを押し、自分はこの放射能渦巻く平地で静かに倒れるのだった。




77.帰宅道部

主人公の過去 変化
主人公の現在 秩序(逆)
主人公の近い未来 治癒(逆)
結末(目的) 調和
援助者 信頼(逆)
敵対者 至誠



内戦が勃発するこの国では、学校から帰宅するにも命がけだった。
そこで、考え出されたのが安全かつ速やかに帰宅する「帰宅道」である。
地雷原を抜け、ときには、銃撃戦も辞さない。
これが帰宅道の始まりだ。
そして、主人公はこの帰宅道の正式な継承者だった。
戦争は終わったが、帰宅道は帰宅部と名前を変えて残っていた【変化】
主人公の女の子は帰宅道の正式な継承者である。
高校に入り、帰宅部を創立した。
そのとき幼馴染の男の子を拉致している。
帰宅部の活動は、学校の帰宅時間(午後3時〜6時)の間の地区の平和を守ることだという。
そして、頼んでもいないのに勝手に守るのだ。もちろん最初のうちは近所から文句が学校にくるようになる【秩序逆】
しかし、主人公は悪いことをしているわけではないので、止められない。
そして、怪しげな薬を作っているという噂を聞いて、とある会社に強制捜査といい乱入してしまい、警察も出動する騒ぎになってしまう。
学校の生徒会長もほとほと困っていた【至誠】
ついには、次に問題を起こしたら廃部通知まで出されてしまう。
幼馴染にも愛想を尽かされてしまう【信頼逆】
だが、主人公は諦めなかった。
一回捜査した会社だが、怪しげなものを会社に搬入しているのではなく、大量の土砂を搬出していることがわかった。
つまり、地下にトンネルを掘り、銀行を襲おうとしていたのだ。警察に言っても信じてくれない。
そこで、一人で止めようとするが銃弾で撃たれてしまう【治癒逆】
が、そこに幼馴染が助けに来て、悪人どもを一網打尽にしてしまう【調和】
この活躍で、学校や町内にも認められた帰宅部はさらなる活躍を期待されるのだった。





78.ねずみの結婚

主人公の過去 信頼(逆)
主人公の現在 解放
主人公の近い未来 調和(逆)
結末(目的) 寛容(逆)
援助者 秩序(逆)
敵対者 生命



主人公は、とある大学病院で人工知能の動物実験をしていた。
ねずみに特殊な薬を投与し、知能の上昇も研究しているのだ。
あるとき、主人公の彼女が交通事故で亡くなった。悲しみにくれる主人公に、語りかけてくるものがいた。それはねずみだった。
なんとねずみに彼女の魂が乗り移ったのだという【生命】
最初は自分の頭が狂ったのだと思う主人公【信頼逆】
だが、詳細を聞くと本人しかしらないはずのことを知っている。
そこで、ねずみを檻から出し、一緒に生活をし始める主人公【解放】
それは、平和な日々だった。
しかし、ときおり深夜彼女が部屋を抜け出すのに気づく主人公。
後をつけると、ねずは新薬を仲間のねずみに投与し、人間どもへの反乱を起こそうとしていた【秩序逆】
つけていることがばれて、ねずみ達につかまる主人公。
彼女は話してくれた。
ずいぶん前から知能はあったこと。
主人公と彼女の日記を読むことで知識を蓄えていったこと。これから、人間達の文化を滅ぼし、ねずみの国を作ることをだ。
命を助けてやると部屋に監禁される主人公。そこで、同僚が帰ってきてなんとか逃げ出すことができる。
だが、もう街ではパニックが起きていた。
そこで、主人公はねずみにしか聞こえず、しかも集団行動をとるような電波を流すことを思いつく。
これを聞いたねずみは全員同じ方向に走るのだ。例え、それが海に続いていようとも。
主人公は自分の手でこの装置を作動させる【寛容逆】
そして、平和が戻った。
主人公は自分の研究結果を人知れず焼却処分するのだった【調和逆】



79.運動会の戦争

主人公の過去 寛容(逆)
主人公の現在 清楚
主人公の近い未来 理性(逆)
結末(目的) 信頼
援助者 慈愛
敵対者 解放(逆)



今日は、1年に1度の運動会である。
いや、50年前に行われて以来中止になっていたから50年ぶりになるのか・・・
とにかく、今日は大変な1日になりそうだ。
かくゆう私も息子のたかしのために、この運動会に参加した【慈愛】
息子の紅組を1位にするためには、手段を選ばない所存である【寛容逆】
まずは、席取りである。
前の日の6時(会社終わってすぐ)に行けばいいだろうと思っていたが、甘かった。
隣のケンジ君のお父さんは1週間前からならんでいるらしい。
何回か通報されたらしいが、父親の鏡といってもいいだろう。
事前に校内に入れてくれと先生に言っても無駄だった。
それはそうだろう。あちらもあちらで治安がどうとかで大変なのだから【解放逆】
朝7時、校門前は殺気に包まれている。
校門が開くと同時に、場所取りのためにみんながダッシュするのだ。
それに少々肘が当たってしまうこともある。ここで、すでに数人がリタイアする。
そして、母親と息子が登校してくる。
ここからはいつものいい父親に戻る【清楚】
誰も自分の息子の前では、野蛮な振る舞いはしたくないからな。
午前と午後に1回ずつ父兄参加の競技がある。午前の部は借り物競走だ。
これには秘策がある。自分は目がとてもよく前の人が取った紙の折り目を覚えることができる。
つまり、取る前に中身がわかるのだ。これで負けるわけがない。
だが、誤算があった。
ケンジ君のお父さんが自分が取りたかった紙を取ろうとしたのだ。
しょうがなく、ケンジ君のお父さんには眠ってもらった。
監視員の先生達の死角でしないといけないので危険な賭だったがうまくいったようだ。
そして、お昼ごはんの時間。
愛しのおかあちゃんのご飯を食べて体力を回復をする。
もちろんお弁当の中身でとなり田中さんのお宅と競い合ってる。
こちらはこちらで戦争のようだ。
そして、午後の部が始まった。
カメラと取る位置の争奪戦や、綱引きなどが終わり、いよいよ勝負は父兄騎馬戦となった。
わが子を背負い、勝負に挑む。
ふと前を見るとケンジ君のお父さんがものすごい形相でこちらを見ている。
どうやら先ほどのことを根に持っているようだ。
そして、号砲。ものすごい勢いでケンジ君の騎が襲ってくる。
そして、ものすごいローキックの数。
どうやら相手は空手のプロだ。
だが、タカシにこの大人の世界の醜い争いを見せるわけにはいかない。
そして、私は運動会拳奥義を使い、ケンジ君の父親を沈黙せざるを得なかった【理性逆】

空しい戦いだった。
だが、おかげで息子の紅組も優勝を果たし父親としての体裁を保てたというところだ【信頼】
これで安心して家に帰れる。
だが、最後の校長の言葉でそれが叶わぬ夢だと知る。
「家に帰るまでが運動会ですよ・・・」
そして、校長は意味ありげにニヤリと笑うのだった。

まだ、この戦争は終わらないのか・・・



80.文防具

主人公の過去 生命
主人公の現在 治癒(逆)
主人公の近い未来 理性(逆)
結末(目的) 清楚(逆)
援助者 変化
敵対者 結合(逆)



「文房具」。文字通り「文章による防具」である。
魔法筆により、綴られた文章は書き手の魔法力により具現化し、装甲となり対象者を守るという。
また、文章の美しさ、バランス、内容などによりその効果は変わり、一流の文防具の使い手はドラゴンの炎すら守れるという。
主人公はこの文防具により、子供のとき命を救われたという過去がある【生命】
そのときの事件のせいで、左手を失ったが右手一本で文防具師になろうとこころに決めた【治癒逆】
筆一本で、世界を回って歩き、美しい詩や歌に出会うことでレベルがアップしていく。
途中で、アクセサリーに特殊能力をつける花使いと出会った。彼女も究極の花を探して旅をしているらしい。
もともとはいいとこの出身らしいがなぜこんなことをしているのだろう【変化】
そして、自分を救ってくれた文防具師を探していくうちに、文武具師に会った。
攻撃力を上げるには、文章表現も過激になり、人間の心身に悪影響を与えるというので数百年前に禁止になった術なのに【結合逆】
どうやら、隣国と戦争をするために何千という兵士に文武具をつけようとしているらしい。
そして、その首謀者がどうやら国の参謀である彼女の父親らしい。
彼女は常に平常心でいられるアクセサリーを作って、父親に付けようとしていた。
そこで、そのアクセサリーを作り父親に付けてみる。
父親は正気を取り戻したが、国王がこの作戦の撤回を許さない。
そして、怒った主人公は自分の能力を使い兵士全員を叩きのめし、ついでに文武具師まで叩きのめす【理性逆】
こうして、国王の怒りを買った主人公は国を追われることになった【清楚逆】
だが、大丈夫。自分の命の恩人も隣国にいるという噂をきいたし、それに自分の防具を傷つけられるのはいない。
こうして、主人公の旅は続くのだった。








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