プロット9



81.レトロな店

主人公の過去 結合(逆)
主人公の現在 公式(逆)
主人公の近い未来 創造(逆)
結末(目的) 幸運(逆)
援助者 理性
敵対者 節度(逆)
 


上京したてのこの町で【結合逆】、フラッと立ち寄った喫茶店。
そこの女主人がなかなか美人であった。
そして、このレトロな雰囲気の店内、ここでコーヒーを飲むと安心する。
ずっといても女主人は怒るどころか、ニコッと笑いコーヒーのおかわりを勧めてくる【理性】
こんな美味しいコーヒーを他の店では飲んだことがない。
こんないい店なのだが、何か違和感がある。
時折、変な緊張感が走る気がするのだ。もちろん自分の気のせいかもしれない。
そして、ある日。この店でいつも通りコーヒーを飲んでいると、隣にドカッと誰かが座った。
そして、「お前の目的はなんだ?」とドスの効いた声で聞いてきた【節度逆】
なんだ?誰かと勘違いしているのか?
とりあえず、「おいしいコーヒーを飲むことさ」と答えてたが、逆に怒らせてしまったらしい。
「そんな出鱈目を!」といって、いきなりつかみかかってきた。
そこで、軍直伝の格闘術でぶん投げたのだが、いつのまにか銃を抜いて構えているではないか!
軍から除隊されたのは1年前だが【公式逆】、訓練を欠かしたことはない。
ハッと弾道を避け、相手を組み伏す。
そこで「そこまでよ!」という声が。見ると、女主人が銃を構えて立っているではないか。
「あなた、どこの回し者よ!よくもこんな不味いコーヒーを飲んでそんなことが抜かせたものね!」
そして、この男を盾にして話をよく聞いてみた。
なんとここは、マフィアや組などで使われる連絡店らしく、ふつうの客には不味いコーヒーを出して追い返しているらしい。
砂漠で10年も軍生活し、泥のようなコーヒーになれた自分の舌は少しどうかしていたらしい。
そして、この風貌である。どこぞの警察関係者と勘違いされたのもしょうがないだろう【幸運逆】
とにかく誤解を解くことができた。
そして、今日もまたこの店に通っている。
他の店を開拓しようと気にはならない。
それはそうだろう。
他の店にいって同じことになったら面倒だからな【創造逆】




82.雷を求めて

主人公の過去 治癒(逆)
主人公の現在 厳格
主人公の近い未来 善良
結末(目的) 変化
援助者 幸運(逆)
敵対者 創造



時代は、江戸時代の日本。
まだ、雷の正体もよくわかっていない時代だった。
ここに、雷の正体を明らかにしようとする一人の男がいた。
男は医者で、過去に雷に打たれた患者を見て【治癒逆】、雷の正体を暴いてやることを人生の目標としているのだ。
だが、元来の怒りっぽい性格が災いし、あまり近所の人には評判はよくなかった【厳格】。
まず、雷に打たれた患者が火傷を負っているのを見て、なにかとても熱いものだと想像した。
そして、厚い布団を被り雷を防ごうとした。だが、雨が降って濡れて動きにくくなり失敗だった。
そのうち、自分ではなく他の誰かに落ちてしまった【幸運逆】
主人公の早急な治療なおかげで一命を取り留めたのだが、その患者によると「ビリビリとしびれた」ということだ。
すると、雷の正体はしびれ薬か何かか?
さすれば、手でつかむことはできないだろう。
そうだ、南蛮製のギヤマンなら熱くても燃えないし、透明なので観察することはできるはず。
ギヤマン職人に、依頼をするが一笑に付されてしまう【創造】
なんとかして、ギヤマンを手に入れるがうまく雷が入らない。
外国の文献を読むと(英語なので全部読めないが)、エサがいるようだ。雷が好きなものといえば、なにか光るものだろう。
そこで、金属製の棒などを入れておいた。
すると、雷がギヤマンめがけて落ちてきたではないか。
目にはみえないが、金属を触るとビリビリとする。
また、雷は乾いた布でこすると喜ぶらしい。
確かに、さっきよりビリビリが増えた気がする。
しかも、これは肩こりなどに効くらしい。そこで、この雷を近所の肩こりなどで困っている人にも触らせることにした【善良】
すると、評判が良くなり、主人公は以前よりも有名がよくなり「雷親父」として慕われることとなった【変化】



83.落ち葉と山ちゃん

主人公の過去 慈愛
主人公の現在 厳格(逆)
主人公の近い未来 至誠(逆)
結末(目的) 庇護
援助者 知恵(逆)
敵対者 秩序



主人公は家でも引っ込み思案の女の子である。
あまり、他人には懐かないのだが、山ちゃんだけは別だ【慈愛】
山ちゃんは葉が落ちる季節秋から冬にかけてにフラッとやってくる。
山ちゃんにだけは、何でも話せるし何でもわかってくれる【厳格逆】
父親とはなにか難しい話をしているときは険しい顔をしている。
しかし、主人公が話かけるとすぐに優しい顔になるから好きだ。
でも、山ちゃんはあまり世間のことには詳しくないらしい【知恵逆】
流行りのアイドルの話などをしても、全然わからないらしい。
ただ、宇宙の知識についてはとても詳しい。
あるとき、一緒に散歩にいったことがあったが、星や惑星についてはとても詳しかったのが印象的だった。
父親は学者のようなものだが、何を研究しているのかはよくわからない。
なんでもシャチの研究をいていたそうだ。動物学者だろうか。
一度聞いてみたら、「たしかに、生き物の研究ではあるな」と言っていたのでそうなのだろう。
だが、夏のあるとき黒服の集団がやってきた【秩序】
そして、黒服は山ちゃんを捕まえたいと言ってきた。
なんでも、黒服は山ちゃんを「イセイジン」と呼んでいたが、主人公にはよくわからなかった。
そこで、私は秋になると黒服よりも先に山ちゃんに会ってこのことを伝えるため、いつも先回りをしていた。
クロフクに見つからないように、落ち葉に身を隠して。
このことが、父親にどれほど迷惑をかけるかがわかっていなかった【至誠逆】
そして、山ちゃんに会って詳細を伝えた。
すると山ちゃんは言った。
「今自分が帰ったら、父さんに迷惑をかけることになる。教えてくれてありがとう。でもぼくは行くよ」といって、黒服の方に向かったのだたった。
そして、黒服に捕まった山ちゃんは車に乗って連れ去れらそうになった。
主人公は山ちゃんを放すように泣き叫んだ【庇護】
すると、オレンジ色に発行する物体が飛んできて、山ちゃんが吸い込まれてしまったではないか。
こうして、山ちゃんはこなくなった。でもいつか、私が山ちゃんに会いに行く。
父さんが死ぬ間際に教えてくれた、座標の星に山ちゃんはいるらしい。



84.戦場の贈り物

主人公の過去 至誠(逆)
主人公の現在 治癒
主人公の近い未来 公式(逆)
結末(目的) 誓約(逆)
援助者 慈愛(逆)
敵対者 勇気



主人公はある国の将校で、前線に出陣したのはいいが争いに負け敗走兵になった。
初めての戦場、初めての敗北に軍規も何もかも放り出して逃げていた【至誠逆】
そして、敵に追い詰められていたところまでは覚えているのだが、川に落ちたところで意識を失った。
そして、気づくと見知らぬ家のベッドで看病を受けていた【治癒】
敵の陣地なので、記憶を失ったふりをする。看病してくれた女性は戦争で夫を失っており【慈愛逆】、一人で生活しているらしい。
夫は帰ってきたら、女性のために食事と花を贈ってやると約束をしていたらしい。
時間も経ち、そろそろ出発しようと思っていた矢先、敵兵がこの村の視察にきた。
敵兵は若者で手柄をあげようとしている血気盛んな若者だった【勇気】
この敵兵により、自分の正体がばれそうになるが、女主人により事なきを得た。
そして無事に軍隊に帰ったのは良いが、戦争は止まらない。
そして、敵の村や町を焼き払うという作戦が決行する直前、軍隊を抜け女性のもとに向かう【公式逆】
女性に作戦のことを伝えるが、自分はここを動かないという。
そして、焼き払われる街。
主人公にできたことは、焼き払われた街を花で一杯にすることだけだった【誓約逆】


85.ウェディング・カウントダウン

主人公の過去 調和
主人公の現在 清楚(逆)
主人公の近い未来 寛容
結末(目的) 勇気(逆)
援助者 変化(逆)
敵対者 信頼



主人公は、大学の研究者で新燃料の研究をしていた。
数年付き合っていた女性と今度結婚することになっていた【調和】
が、結婚式当日に政府から連絡が入る。自分が研究していた爆弾を作ったら反応が止まらなくなったらしい。
状況を見に来てくれとのことだ。
俺にはそんなの関係ない!【清楚逆】
爆弾を勝手に作って、止まらなくなったのは自分たちのせいだろう!
俺は結婚式に行く!
ということで、ガン無視し結婚式会場へ。
が、政府も頑固なもの【変化逆】
なんと爆弾の方を会場に持ってきやがった!
こうして、主人公は爆弾を解除しながら結婚式を解除することになった。
花嫁には怪しまれながらも【信頼】、解体を進めていく主人公。
登場シーンで爆弾を見せられて、ケーキカットで配線をカットしたり、友人代表で何故かCIA長官がスピーチをしたりでもう大変。
だが、なんとか解体も進みあともうちょっととなった。
しかし、最後に思っていなかった事態になる。
急に反応が進み、すぐにでも爆発するという事態になったのだ。
そこで、主人公は来賓全体を非難させる作戦を思いつく。名付けて「卒業」作戦。
サクラのCIAを使い、花嫁を攫わせる。
しかも、おもちゃの手榴弾をもたせて【勇気逆】
作戦は上手くいったように思えた。
あとは、自分が命を懸けてこの爆弾を解除するだけだ。
そこに花嫁が帰ってきた。
そして、事情は話したところ自分も一緒にいるという。
一緒に生きる覚悟はできているという。
そして、無事に爆弾を解除する。
事が済んだあと事情を来賓全体に話したら、みんな笑って許してくれた【寛容】
というハッピーエンド。




86.B級ハンター

主人公の過去 解放
主人公の現在 変化(逆)
主人公の近い未来 秩序(逆)
結末(目的) 生命
援助者 調和(逆)
敵対者 庇護(逆)



王都の軍を追われた主人公【解放】
その素行の悪さが災いとなった。
新しく働き先を探しているとき、王都の外れに一軒のさびれた食堂を見つけた。
そこの定食を食べてみたら、結構おいしい。
だが、そこの主人はまったく儲からず店をたたもうと考えているらしい【調和逆】
王都の税金が高くなり、それが払えなくなり立ち退きを迫られているそうだ【庇護逆】
ならば、と主人公は考えた。
世界中の珍しい料理を出せば、この店を繁盛するに違いない。
そこで、兵にいたときの経験と腕力を生かして世界中の料理を探すことにした【変化逆】
世界中の村やダンジョンを回り、珍しいレシピや食材を集める主人公。
そのうち評判も良くなり、人もたくさん集まってきた。
人が集まるとさらに情報が集まり、さらにめずらしい料理の情報が手に入る。
そして、王国を代表する食堂になったときある情報が入ってきた。
それは、勇者御一行からの情報で、戦いに負けたとき魔王が手作りカレーを作っていた最中らしい。
魔王の手作りカレー!これは間違いなく受ける!
そして、主人公は勇者でもないのに魔王に戦いを挑むのだった【秩序逆】
そして、魔王を倒す主人公。止めを刺せという魔王に向かってこう言った。
「命はとらないから、ウチにきてカレーを作ってくれ【生命】
そして、世にも珍しい「魔王の手作りカレー」を出す店として、この食堂は繁盛するのだった。




87.しんか!

主人公の過去 清楚
主人公の現在 治癒(逆)
主人公の近い未来 意思(逆)
結末(目的) 幸運
援助者 寛容
敵対者 慈愛(逆)



主人公の能力は「物を進化させる能力」。
例えばヒグマを白いペンキで塗るだけで白クマに進化させ、白の斑状に塗るだけでパンダにすることができる。
冗談のような能力だが、主人公はこの能力が世界を救うことが出来ると本気で信じていた【清楚】。
そこで、勝手にこの能力を使い世界を救うことにして旅にでることにした。
北に荷物が重くて困ってるおばあちゃんがいたら、おばあちゃんをロボット化する。
おかげで、おばあちゃんの家は壊滅することになった【治癒逆】
南に干ばつで困っている村があれば、壺から水をワンサカだし洪水にする。
どこにいっても面倒事ばっかり起こす主人公だったが、干ばつで困ってた村で自分の旅についてきたいという女の子がいた。
どうやら、自分の両親の命を救ってもらったお礼をしたいようだ【寛容】
一緒に世界を救う旅についてくることになった。
そんな折、魔王が復活したというニュースが入った。
モンスターによって、脅かされる人々の平和【慈愛逆】。これは救わな!
魔王のアジトに乗り込むが女の子が人質になってしまった!
魔王は自分を大魔王に進化させろという。
そして、それに従わざるを得ない主人公。
そして、数万年に一度しか誕生しないという大魔王が誕生してしまった【意思逆】
このまま、世界は終わってしまうのか!?
だが、一瞬のスキをつき主人公は大魔王を大地真央に進化させたのだ!
こうして、モンスター達は宝塚集団となり、世の中に平和が戻った。
王様から勲章をもらった主人公は【幸運】、今日もどこかで迷惑なしんか!をさせているのだろう。






88.はわいあん・らぷそでぃ

主人公の過去 厳格(逆)
主人公の現在 秩序(逆)
主人公の近い未来 誓約(逆)
結末(目的) 結合(逆)
援助者 至誠(逆)
敵対者 善良



主人公は、鳥取の羽合町に住む高校生男子。
親父が町の町内会長で「鳥取のハワイ」で町おこしを計画している【至誠逆】
だが、主人公はそれが気に入らない。それよりも、早く家を出たくもんもんとする毎日を過ごしている【厳格逆】
親父の職業は下水道処理場の作業員。
それも気に入らない。主人公にとっては、ハワイという名ばかりの地味なホームタウンでしかないのだ。
なので、ちょっとグレぎみの主人公【秩序逆】
しかし、気になる女の子がいた。
その子がいうには、やっぱり早く都会に連れて行ってくれる彼氏がいいとのこと【善良】
だが、都会の大学に入るほど、頭がよくないし、家にも経済的余裕がない。
しかも、そこに親父が自分にファイヤーダンスを町おこしの一環としてやれと言われた。
冗談じゃない!大勢の観光客の前でそんなことができるか!
主人公は練習をほっぽり出して逃亡する【誓約逆】
しかし、親父が一生懸命汚泥にまみれながら働く姿を見て、考え直した。
少し、頑張ってみようか。そして、ファイヤーダンスを一生懸命練習し、町おこしは成功した。
気になる女の子とは、付き合えなかったがそれでも何か満足な主人公だった【結合逆】



89.例の設計図

主人公の過去 幸運
主人公の現在 創造
主人公の近い未来 寛容
結末(目的) 生命
援助者 意思
敵対者 信頼



主人公の友人が死んだ。
だが、友人は自分の部屋に設計図を一つ隠していた。
そして、主人公はその設計図を運よく発見する【幸運】
PCに使う電子機器の設計図らしい。
今の知識じゃ作れなかったが、大学に入り電子回路の勉強をし、なんとかその設計図の回路を完成させる【創造】
そして、それをPCに組み込むとPCが勝手にしゃべりだしたではないか【意思】
それは友人の知能をまる写ししたコンピューターだったのだ。
そして、高校時代の馬鹿話に花を咲かす二人。
そこで、当時の学校のアイドルの話しになる。
そこで、妙な話の違いがあるのに気づく。
お互いとも告白していて、お互いとも自分が好きだからと言われて断られているのだ【信頼】
5年も前の話しなのだが、すっきりしない。
そこで、主人公が確認をしにいくことに。
どうやら、本当は友人のことが好きだったらしいが、照れくさくてそう言ったらしい。
そして、死んでから自分の本当の気持ちに気付いたそうだ。
それを聞いた友人は主人公にPCの電源を落としてくれるように頼んだ。
自分はやはり死んだ人間なんだと改めて実感したそうだ。
そして、主人公はPCの電源を落とし【寛容】、友人の分も頑張って生きようとこころに決めるのだった【生命】



90.都の天狗

主人公の過去 幸運
主人公の現在 意思
主人公の近い未来 清楚(逆)
結末(目的) 至誠(逆)
援助者 勇気(逆)
敵対者 信頼



主人公は休みの日に一人で山登りをすることで、気晴らしをしているOL。
ある日、京都の鞍馬の山の中を歩いていると、道に迷ってしまう。
すると、そこに天狗が現れたではないか【幸運】
そして、その天狗の導きにより、無事に里に下りることができた。
感謝を言おうとするが、すでに姿はない。
それから、主人公は鞍馬天狗などについて調べ始めた。
できればもう一度会いたかったからだ【意思】
そして、その天狗がまだ修行中の身であること。
人間には会うことは禁止されていることを知った。
それでも、諦めきれない主人公は、手作りのお弁当を持って山に行く。
そして、無事にその天狗に会うことはできたがそれを天狗の親分に見つかってしまう。
天狗も修行中の身であるので親分には逆らえない【勇気逆】
そして、処遇が決められるまで幽閉される主人公。
天狗は人にその存在がばれたらいけない。
親分はそれを防ぐために必死なのだ【信頼】
そして、天狗になることを諦めてまで主人公を助ける修行中の天狗。
無事に家まで着いたのはいいが、天狗はまだ迷っていた。
そこで、主人公はあることを思いつく。
この天狗と結婚してしまうのだ【清楚逆】
言葉巧みに婚姻届に印を押させ結婚してしまう【至誠逆】
そして、天狗と自分の子供を作り、幸せに暮らし始める。
だが、天狗の子供は力も強く、また、天狗達にも追われるようになるのだった。








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