プロット



21.マンホールコネクション

主人公の過去 変化
主人公の現在 慈愛
主人公の近い未来 治癒
結末(目的) 節度(逆)
援助者 知恵
敵対者 解放



この物語は私がこの街のマンホールの連絡地図"マンホールコネクション"を手に入れた経緯である。
この物語の主人公は私ではなく、マンホールに住む子供たち、通称マンホールチルドレンのケイである。
その日、私は街のギャングに追われていた。
追い込まれて、川に飛び込み横の排水溝に逃げ込んだ。
季節は冬、濡れた体から体温がどんどん失われていく。
寒さに凍えて排水路の中で動けなくなったとき、ケイに会った。
彼が私を高温排水が流れる配管の横まで運んでくれたおかげで助かることができた。
話しを聞くと、彼もギャングを恨んでおり、それで助けてくれたらしい。
昔、彼らマンホールチルドレンもちゃんとした孤児院にいた。
しかし、そのギャングが地上げにやってきて、孤児院は買収され子供達は追い出されることになった【変化】
住むところをなくした子供達を迎えてくれたのがこのマンホールだけだった。
そしてケイはマンホールに住む子供達をまとめる頼りがいがある優しいリーダー的な存在であった【慈愛】
そして、私は彼らと少し仲がよくなった。
警察の摘発があるときは私が事前に教 えてあげたりもした【知恵】
代わりに軍組織や警察の施設内に入るマンホールルートを教えてもらったりもした。
仲はよくなったが、決して彼らは他人に 心を許すことはなかった。
そんなとき、あの事件が起きた。
街を上げての「マンホールチルドレン解放運動 」である【解放】
マンホールチルドレン全員を施設に入れる運動である。
聞こえはいいが、来年の世界博覧会に向けた街の美観向上が目的である。
マンホールチルドレンを捕らえるための軍隊が組織され、次々に子供達が捕らえれれた。
そして、子供達は全員ばらばらに施設に入れられていった【節度逆】
これに逆らったのがケイ率いるグループである。
彼らは巧みにマンホールコネクションを移動し、ときには軍隊をマンホールの中に作った罠にはめたりもしていた。
それが軍隊をより怒らせるとは考えもしなかったのだろう。
軍隊はマンホールに催涙ガスを投げ込んだ。
傷ついた彼らは私のところに命からがら逃げてきた。
私は何も言わずにに彼らを治療した【治癒】。それが、軍隊に逆らうこととは知っていても。
他人に心を許さなかった彼らは私には少し心を開いてくれたらしい。
街を移りたいこと、政府のいうことには従いたくないこと、自分達は家族だということをしゃべってくれた。
次の日、私は彼らに街を移る準備をしてあげた。
そして、彼らを見送るとき自分達には必要ないといってこの「マンホールコネクション」をもらったのだ。
いつか、これを使って政府を倒してくれといって。
これが、私がこの「マンホールコネクション」を持っている理由であり、反政府活動に協力する理由である。



22.わけありヒーローズ

主人公の過去 公式(逆)
主人公の現在 誓約
主人公の近い未来 秩序(逆)
結末(目的) 意思(逆)
援助者 節度
敵対者 信頼(逆)



この世界の日本では頻繁に怪人が出現する。
放っておいたら、公共物を破壊したり、通行人に嫌がらせをするので、ヒーローが怪人に対処 していた。
市に出現する怪人は基本的にはその市役所で任命されたヒーローが倒すことになっている。
そして、そのヒーローに任命されてしまったのが、車の運転事故で片足と片腕を失った主人公である。
しかも、未成年でしかも無免許で運転したせいで保険もおりず、治療代に困っていた【公式逆】
自分みたいた障害者でも働ける仕事を市役所に聞いたところ紹介されたのがヒーロー業だったわけだ。
紹介された、「ヒーローのアジト」に行ってみると、怪しげな白衣の男がいた。
白衣の男は自己紹介し、自分はこの地域のヒーロー達のサポートを務めているものという。
もうすぐ、メンバーが揃うので待っていてとのことだった。はたして、メンバーが集まってきた。
だが、全員「わけあり」のヒーローだった。
ちなみにメンバ ーは以下の通り。

レッド:主人公(片腕、片足)
ブルー:めくら(音楽家)
グリーン:ヒロイン(車椅子、不治の病)
ピンク:オカマ(性同一性障害)
ブラック:アスペルガー症候群(社会性に欠ける、数学の天才)

この五人がヒーロー条例に従い(必殺技は掛け声必須、変身シーンは1分以内など)を守りつつ怪人と戦うのだ【誓約】
だが、やっぱりというか最初のうちは3級怪人一人を倒すのも一苦労だった【信頼逆】
何せ、まともに戦えるのといえば主人公ぐらいなのだから。
その他のメンバーは助けてるんだが、邪魔してるんだがわからないが周りで騒いでるだけだった。
そんな主人公が毎回やられそうになると、市民達が私たちを応援する声援のおかげで倒すことができた【節度】
彼らの声援がサポーターが作った「ヒーロー度が溜まると強くなる武器」をパワーアップさせ、怪人に勝つことができるのだ。
我々は、ヒーロー度が溜まりやすいという理由で選ばれたのだ。
何か釈然としない気持ちを抱えたまま、社会という壁に守られ、戦いを続ける主人公達。
度重なる試練に力を合わせることで、互いに少しずつ心を通わせることができた。
聞くと、他のメンバー達もヒーローになる前は人一倍の苦労をしているらしい。
自分は、事故で障害者になったが生まれつきの障害者の苦労を知る主人公。
怪人を倒すことだけでなく、こういった人たちの理解を市民に広げていくことも自分の使命と感じ始めた。
その頃、グリーンの病が悪化し始めた。
サポータは病気の原因を怪人として具現化し、それを打ち破ることで病気を治すことができる装置を発明する。
その機械と他のメンバーが力を合わせたおかげでヒロインの病気を治すことができた。
だが、病気が治ったヒロインはヒーローを辞めることになった。もうわけありではないのだ。
メンバーが足りなくなったところに襲い掛かる怪人の地域ボス。
一時はピンチに陥るが、グリーンが駆け付けてきた。
そして、グリーンがヒーロー度を溜めて、怪人ボスを倒すことができた。
わけありであろうとなかろうと力を合わせればどんな敵でも倒せることが証明できた【意思逆】
サポーターの研究も一段落となった。
その後、ヒーローはより健康な若者が勤めることになった。
わけありヒーロー達は自分に合った仕事を見つけ、別々に生活をすることになった【秩序逆】


23.熱い銃身と冷めた鉄拳

主人公の過去 意思(逆)
主人公の現在 幸運
主人公の近い未来 寛容(逆)
結末(目的) 知恵
援助者 変化
敵対者 治癒(逆)



主人公は小さい頃からオリンピックで金メダルが取れるような選手になるため、父親に厳しく育てられてきた。
全く遊ぶ暇もなく、そのせいで友達もいない少年時代を送っていた【意思逆】
その種目とは「銃剣道」。
模擬銃を使った、格闘と銃で構成される スポーツである。
そして、中学校に上がる前、親父が死んだ。「オリンピック行け」という遺言を残して。
主人公は高校生になった。
親父の呪縛から解き放れたように、高校生活を満喫する主人公。
親父が死んでから「銃剣道」とは一線を置いた生活を送っていた。
だが、友人に頼まれて偶然でた試合で銃フェイズでパーフェクトを出し、優勝してしま った主人公はオリンピックに出ることになった【幸運】
親父の思った通りにことが進むのが許せない主人公。
一時は出場辞退しようかとも考えた。
だがそのとき、目の前に親父にそっくりの奴が現れた。
主人公がオリンピックにでると聞いて応援にきた親父の兄弟、つまり伯父だった【変化】
主人公に説得する。自分の兄がしたことに主人公が恨んでいるのは理解できる。
だが、今のままでは父親から逃げているだけだ。
ここで、オリンピックに出ることで、過去に決着がつけれると。
その言葉を信じ、オリンピックに出場することを決意する主人公。
しかし、5年のブランクは大きかった。
銃フェイズは上手いのだが、格闘フェイズで相手にたたきのめさ れる【治癒逆】
準決勝の試合中に、相手の故意な反則により重傷を負ってしまう。
ここで怒って自分も反則をし相手を撃ってしまおうかと思う主人公の脳裏に親父の言葉が蘇る。
「怒りはすべてターゲットにぶつけるんだ」と。
銃剣道の極意とは、格闘フェイズで以下に冷静に相手をさばくかなのだ。
冷静さを取り戻した主人公は相手を倒し、決勝に進む。
主人公は今まで親父がしてくれたことは、自分への愛情だったことに気づく。
そして、今まで使うまいと決めていた親父から伝授された技を決勝で使い、優勝を決める主人公【知恵】
そして、新たに銃剣道部が設立されそこの専任コーチとして迎えられた主人公。
もちろん、教え方は自分の父親と同じスパルタだ【寛容逆】



24.ディフェンダー

主人公の過去 創造
主人公の現在 治癒(逆)
主人公の近い未来 意思
結末(目的) 生命
援助者 善良
敵対者 節度(逆)



主人公は元ボクサーチャンピオン。
現役のとき新しい形のパンチ「マンデリンパンチ」を開発【創造】
15回連続でチャンピオンを防衛していた。
だが、ある挑戦者が「モカマタリーパンチ」で主人公をKO。
そのときのケガが元で引退が余儀なくされた主人公。
現在は酒に溺れる自虐的な日々が続く【治癒逆】
そんな主人公を見つけ、助けを求める者が現れた。
なんと、あの挑戦者の娘であり、女ボクサーのサラである【善良】
サラは女子ボクシングをギャンブルにしようとしている組織の、男子チャンピオンと戦うことになっていたのだ【節度逆】
相手を倒すためには、主人公の必殺技を覚える必要があるという。
「マンデリン」は非力な主人公が開発した、相手のリズムを狂わす技。
それに対して「モカマタリー」はリズムを壊す技だったのだ。
非力なサラにはモカを使うことができず、また相手がモカの使い手 だった。
必死の頼みに負けた主人公はサラに必殺技を教えることになる。
そして、必殺技と一緒に、自分が長年かかって考えたモカの対処法を教える主人公【意思】
そして試合当日。新たな必殺技が完成し、対戦相手を打ち破るサラ。
その後、二人は結婚し、その娘もちびっこボクシングチャンピオンになるのだった【生命】


25.ポウ!

主人公の過去 誓約(逆)
主人公の現在 秩序(逆)
主人公の近い未来 厳格(逆)
結末(目的) 知恵(逆)
援助者 勇気
敵対者 生命



オレはとある地方で働く詐欺師。
昔は都会で腕を鳴らしたものだが、組織の掟を破ってしまったために追放されこの町に流れ着いた【誓約逆】
だが、都会のようなしがらみもない地方で旅人相手に詐欺を打つのもいいもんだ。
警察がいないのはもちろん、競争相手もいない【秩序逆】
そんな気ままな生活を送っていると、オレはあるとき行き倒れの少年を見つけた。
いつもなら無視をするのだが、その少年が持っていたバッジが気になり助けてしまった。
そのバッジはオレが都会にいたとき所属していた組織のものだったのだ。
その少年に詳しい話しを聞いてみると、組織の内部でクーデターが起き、トップが変わってしまったらしい。
そして、人間の臓器売買まで手をだすようになったようだ。
そして、少年は騙されて臓器を取られそうになったところを逃げ出して来たそうだ。
なるほど。トップが変わったのなら街に戻っても良さそうだな。
オレは仲間を助けたいという少年とともに都会に戻ることにした【勇気】
都会の様子は様変わりしていた。
一般人にはわからないだろうが、長く裏世界を歩いてきたオレにはわかる。
どこか殺伐としているのだ。
そのうち大きな事件が起こるのは間違いないだろう。
どうにかして、そこから金を稼がないといけない。
となると、やはり臓器売買組織にかみつくしかないだろう【生命】
オレは少年とその仲間を助け、そして、今度はそいつらを組織に引き渡した。
つまりマッチポンプである。
組織の信用を得たオレは今度は偽の情報を流した。
今度大きな戦争があり、臓器も武器も大量に必要になると。
その交渉の場に警察を突入させオレは金を持ってトンズラする作戦だ。
だが、余計な情けを出して少年を助けようとしたせいで、むざむざオレも捕まってしまった。
どうやら知らない間に自分も丸くなっていたらしい【厳格逆】
こうなったら金より命が惜しい。全力で逃げ出さねばならない。だがどうすればいい?
ここは敵地のど真ん中だ。
ここで少年達の作戦に乗ってみた。わざと火事を起こし、少年達を避難させるふりをして敵のど真ん中を駆け抜けるのだ。
なんとこれが上手くいき、火事によって突入してきた警察によって悪者も全てお縄についた。
警察の奴らも驚いただろう。
なにせ、火事の現場にはオレがわざとぶちまけてきた臓器がゴロゴロしていたんだからな【知恵逆】
だが、オレは少し平和になったこの街で詐欺を続けることのする。
なにせ自分に はこの道しかしらないからな。




26.水上のリミットオフ

主人公の過去 寛容(逆)
主人公の現在 厳格(逆)
主人公の近い未来 秩序
結末(目的) 解放(逆)
援助者 誓約
敵対者 至誠



私は水上バイクのスピードの限界に挑戦するエンジニアだ。
明日は初めて音速の壁に挑戦する日である。
明日のために厳しい特訓をし【寛容逆】、マシンのセッティングもバッチリである。
そして、もし記録がでれば恋人と結婚を挙げる約束までしてある【誓約】
そして、明日のために寝ようとしていたらドアをノックする音が・・・
出てみると、明日の計測をする審判団だった【至誠】
話を聞くと、計器に細工をすることで、確実に音速を越えたことにしてくれるそうだ。
向こうも広告費など色々とお金がかかり、スポンサーの意向から確実に音速を超えて欲しいらしい。
なるほど、それはいい提案だ。オレはその話に乗ることにした。
これで、プレッシャーなく本番を迎えられる【厳格逆】
そして、本番当日。私は気づいてしまった。
音速に近付くにつれて、オレの心を揺さぶるもの。
もっと早く走りたいという単純な欲求。
オレはアクセルを限界まで踏み込んだ。
そして、聞こえる衝撃音。音速を越えた証だ。
そして、八百長なしで見事に記録 を立てたオレは英雄になった【秩序】
だが、私は更なる速さを求める。速度という魔物に取り付かれてしまったから【解放逆】





27.エネルギー・アレルギー

主人公の過去 生命(逆)
主人公の現在 庇護(逆)
主人公の近い未来 厳格
結末(目的) 創造(逆)
援助者 清楚
敵対者 善良



主人公はある製薬会社に勤める科学者。
時代は近未来。地球は深刻なエネルギー危機に陥っていた。
世界中の人口が多すぎるのだ。
途上国や先進国でも電気が不足しているせいで多数の死人がでる事態になっ ていた【生命逆】
だが、主人公である製薬会社の科学者がある大発見をした。
遺伝子操作で開発した新植物 「フロント」を素材にした電池が通常の十倍の効率があったのだ。
しかも、その植物は物凄い早さで成長し、建材にも最適だし、いたせりつくせりの植物だった。
瞬くまに従来の杉山や松林はフロントに取って代わられた。
しかも、この植物は 繁殖性が強く、一回植えたらあとは勝手に増えるのだ【庇護逆】
人々の暮らしがフロント中心になったころ、ある奇病が流行りだした。
その病気は突然健康状態の人々を襲い、パピプペポ語しかしゃべれなくなるというものだった。
そして、その製薬会社の調査の結果、原因はフロントの花粉によるアレルギーだということを発表する主人公。
あの全人類の生活を支えているフロントの仕業であることに、人々はショックを隠しきれない【善良】
病気の原因を断つには、フロントを焼き払うしかない。
だが、そうしたらまたエネルギー不足になるのは目に見えている。
果たして人類の選択は?
国連はフロントを第一級危険植物とし【厳格】、フロント排除部隊を結成した【清楚】
だが、隠れてフロントを栽培する業者は後を絶たない。
フロントはすでに 麻薬以上の値段になっていた。
そして、ある年フロントを国ぐるみで栽培していた国が摘発されたのをきっかけとして、第三次世界大戦が勃発した。
この戦争により、人類の数は激減した。
ある科学者が発見した新植物により、世界が破滅の危機を向かえるとは誰が予測 しただろう【創造逆】
そして、戦争も終盤に入り人類がある程度減った頃、主人公である科学者はテレビで発表した。
「増えすぎた人類を減らすには、最適な方法だったろう?ところで、あのフロン トのアレルギーが原因というのは間違いだったらしい。本当は無害な植物だ。ゴメンネ。」
直後に自殺。
主人公の自宅からは、人々をパピプペポ語にする電波を発生する装置が見つかった。
こうして、人類は絶滅の危機を免れた。
国連はその科学者にノーベル平和賞を授与した。





28.ア・チェリーハート

主人公の過去 生命(逆)
主人公の現在 変化
主人公の近い未来 勇気(逆)
結末(目的) 厳格(逆)
援助者 至誠
敵対者 創造



主人公は元アーチェリーの高校生日本一。
だが、感電事故により一時期心臓が止まってしまった【生命逆】
友人の救命活動により一命を取り留めた。
だが、彼は性格が変わってしまった【変化】
彼は弓を引こうとすると震えて弾けなくなってしまう。
彼の友人達はなんとか助けようと色んなことをする【至誠】
だが、彼は弓が弾く代わりに、に絵を描くようになった。
それも抽象的な絵である【創造】
誰もが彼は感電のせいで変わってしまったと思った。
しかし、それは彼の隠された能力が開花したのだった。
彼の能力は確定予測である。
この能力さえあれば弓だって百発百中である。
これは彼が前から望んでいた能力であったのだが、手に入れた今彼は臆病になってしまった。
未来がわかるからこそ前に進めなくなったのだ【勇気逆】
だが、彼の友人達が銀行強盗に捕まる事件が起こった。
そして彼は自分の能力を使い、犯人をアーチェリーで全員倒してしまう。
警察は彼を殺人未遂で捕まえようとするが、警察総監の命令により無罪放免となった【厳格逆】
彼はこの先、どんな人生を生きるのか?それは彼すらわからない。




29.はじめてのヒトゴロシ

主人公の過去 寛容(逆)
主人公の現在 秩序
主人公の近い未来 生命(逆)
結末(目的) 調和(逆)
援助者 結合(逆)
敵対者 理性(逆)



その男は借金のために、格安で人殺しを引き受けた。
主人公は株で失敗し、借金が大量にあり、ヤケになったあげくアル中になり彼女にも手を挙げフラれる。傍から見てもあまり同情できるようなタイプではない【寛容逆】
アル中を治す施設から出てきた主人公は真面目に生きようと決意し、今は飲み屋でバイ トをしている【秩序】
気になる同僚に女の子がいるが、彼女が一番嫌いなタイプが借金持ちであることを知る。
なんとしても、自分の借金を返したい。
そんなときある男に会った。
その男は酒も女も気前よく奢ってくれた。
なぜそんなお金を持っているのかを尋ねたところ、自分はフリーの殺し屋だということだ【結合逆】
フリーだから、捕まっても組織の情報が漏れることもないし、組織としても安心して使うことができる。
そして、主人公は男の代わりに一回だけ仕事をしたいと申し出た。借金 を返すためである。
男は快諾した。
そして、打ち合わせ通り主人公はターゲットの部屋に忍び込んだ。
あとは帰ってきたターゲットを気絶させ、検出されない毒薬を注射すればよい。
が、奇妙なことが起こり始める【理性逆】
チャイムがなった。そして、ドアを激しく叩く音。このままだとドアが壊されかねないような勢いである。
しょうがなくドアを開けると、怪しいくろずくめの男が立っていた。
そして無理矢理鞄を渡すとさっさと帰ってしまった。
鞄の中を見るとなんと大金が入っ ている。
あっけにとられていると、今度は勝手に鍵を開けられ、美女が入ってきた。
そして、主人公をターゲットと間違え猛烈に迫ってくるのだ。
あわやというところで、今度はターゲットが入ってくる。
だが、ターゲットは主人公はもちろんのこと美女についても何にも知らない。
主人公がその場しのぎでついた嘘で何故か全員納得し、美女は帰ってしまう。
そして、ターゲットと仲良くなり、一緒に酒盛りをすることになる。
前もって準備してあった毒薬を酒に仕込みターゲットを殺すことに成功【生命逆】
あとは金を持って逃げるだけ。だが、またもやチャイムが・・・
なんと今度は警察。これまでかと思いすべて告白する。
死体を見せ、全て説明していると、またもやチャイムが・・・
なんと今度はあの殺し屋の男ではないか。
わけのわからない主人公【調和逆】
と、ここでネタばらし。
これまでの登場人物が全員登場する。
実はこれ、壮大なドッキリなのであった。
この様子は生で多くの観客が見ており 、高額の視聴料を儲けていた。
唖然とする主人公に登場料としてちょうど借金分のお金を殺し屋扮する男が渡す。
だが、主人公はバイトの同僚の女の子がドッキリの仕掛人であることの方がショ ックなのであった。





30.小学生孔子

主人公の過去 生命(逆)
主人公の現在 勇気(逆)
主人公の近い未来 調和(逆)
結末(目的) 節度
援助者 幸運(逆)
敵対者 秩序



小学生孔子が、イジメやモンペアなどを知略により撃退していく物語。
主人公は生まれたときから病弱で【生命逆】、療養のために各地を転々としていた。
そして、その性格も気弱でいじめられては、引っ越すということを繰り返していた【勇気逆】
だが、ある学校で彼は孔子に会った。
孔子は小学生のくせにつけひげで、横山三国志の大ファンだった。
孔子の親は離婚しており、でていった父親が置いて行った横山三国志のマンガを愛読している。
このマンガに出てくる孔子に近づくべく 日々努力をしているとのことだ【幸運逆】
孔子は色んなことを教えてくれた。
いじめっこや暴力を振るう上級生を知略により撃退する。
だが、いじめっ子がPTA会長の息子だった。
そして、その親の陰謀により孔子は退学の寸前まで追い込まれる【秩序】
そこで、主人公は立ち上がる。
本物の矛を学校に持ち込み、いじめっ子を追いかけ、孔子に謝罪するよう追い込んだのだ【調和逆】
おかげで主人公はまた違う学校に引っ越すことになってしまった。
しかし、小学生孔子に勇気を教えてもらった主人公は今度の学校ではいじめられないだろう。
彼らの友情はいつまでも続くのである【調和】









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