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プロット
31.じじいたちのバラード
主人公の過去
善良(逆)
主人公の現在
慈愛
主人公の近い未来
創造(逆)
結末(目的)
幸運(逆)
援助者
理性(逆)
敵対者
節度
主人公は昔は不良グループのリーダーだった、今年70のじじい
【善良逆】
。
ふとしたことで、50年前にみんなでタイムカプセルを開ける約束をしたことを思い出した。
主人公の呼びかけで50年ぶりに全員が集合した。
昔とは違い、全員悪は引退しているが
【慈愛】
、全員パワーが有り余ってるパワフルじいさん達だ。
それで、まったくおぼつかない記憶を頼りに、タイムカプセル探しを始めるじじ いたち
【理性逆】
。
校庭を勝手に掘り返すは、勝手に重機は使うわで周りにものすごい迷惑をかける
【節度】
。
だが、見つからない。
そのうち周りの人達まで探し始める。でもやっぱり見つからなかった
【幸運逆】
。
そして、主人公は新しくタイムカプセルを作ろうとするが、むなしくなりやめて しまう
【創造逆】
。
そして、じじいたちはタイムカプセルは見つけれなかったが、昔と変わらぬ友情に乾杯するために夜の街に消えていったのだ。
32.命の国境、死の国境
主人公の過去
結合
主人公の現在
秩序(逆)
主人公の近い未来
創造
結末(目的)
寛容
援助者
解放(逆)
敵対者
清楚
主人公は連合軍の一兵士。
主人公が幼いころ、とても仲の良いリッコという名前の幼なじみがいたのだが、主人公が6歳になった頃、その幼なじみは隣の国に移住してしまい、今となってはその安否すら不明である。
小さい頃、二人はいつも一緒に遊んでいた
【結合】
。
だが、二人のいた国は貧しく、常に飢餓と貧困に晒されていた。
フェンスの向こうの隣の国は経済的にも科学的にも進んでいる国であり、そちらの国へ移住できれば裕福な生活を送ることができる。
だが移住を許されるのは適性試験にパスする必要があり、年に数人しか選ばれない。
そして、ある年一緒に適性試験を受けたところリッコのみが受かったのだ。
そして主人公たちは別れ離れになった。
そして十年後。
かつて、繁栄を誇ったその国はクーデターにより、自動制御兵器だけが闊歩する廃墟になった
【秩序逆】
。
だがある時、無人となったはずのその国からSOSの電波を受信した。
主人公は、調査隊の一員として侵入することになった。
国境を超えると、大量の自動兵器が襲ってくる。
彼らは私たちを国に侵入してきた兵だと思っているのだ
【清楚】
。
その国の中心部まで侵入したところ、生存者の子供を発見。
国外に避難させようとするが、それはできないと言う。
なぜなら体に埋め込まれたICチップ付き爆弾により、無断で国外に出ようとすると死んでしまうのだ
【解放逆】
。
この装置を止めるためには、主人公たちが中央管理室までいき、そのシステムを解除しないといけない。
途中で、謎のロボットに行く手を阻まれたり、残留市民の攻撃などがあったが、子供が地理を良く知っていたおかげで、なんとか中央室までたどりついた。
そこで主人公たちはかつての幼なじみのリッコの死体と遺書を発見した。
遺書によれば、クーデターを起こしたのはその幼なじみらしい。
そして機械が暴走、国民全員を見境なく襲いはじめた。
そこまで遺書を読んだときに、非常警報がなり響いた。
どうやら、中央室が占拠されたことをきっかけに機械が国外に遠征をし始めたらしい。
このままでは、自分の国が危険に晒されてしまう。
主人公は幼なじみが残してくれた、兵器制御装置を使い兵器を停止させようとする。
が、仲間の一人が裏切りその装置を使い、今の国を滅ぼして新しい国を作ろうと言い始めた。
確かに、今の国は、国民が圧政により苦しんでいる。
だが、主人公達二人は誓ったのだ。
いつか二人で平和な国で幸せに暮らそうと。
私は兵器に頼ることなくそんな国を作ろうと決めたのだ
【創造】
。
心を鬼にして、その仲間を撃つ主人公。そして、兵器の侵攻をあわやというところで止める。
そして、5年後・・・
その国から持ち帰った科学の知識により、裕福になったその国の新しい大統領として主人公が選ばれた。
そして、主人公はかつて命と死を分けた国境などなくなるようより一層活躍するのだった
【寛容】
。
33.政治家と魔法使い
主人公の過去
信頼(逆)
主人公の現在
慈愛(逆)
主人公の近い未来
生命
結末(目的)
創造(逆)
援助者
変化
敵対者
理性
主人公は若干28歳で衆議院議員になった。
その顔の美貌と大物議員への媚びの売りの上手さで将来は大物なると思われていた。
そんなとき、世間を揺るがす大事件が起こった。
怪獣が出現したのである。
そんな馬鹿なと世界中が思ったが、本当に映画に出てくるような怪獣が東京ど真ん中に現れた。
そして、自衛隊が出動し攻撃をしかけたが、銃火器の類は全く効かない。
為す術もなく見守っていると、一人の男が現れて、魔法を使って怪獣を難なく退治してしまった。
しかも、その男は主人公が高校生の時の同級生ではないか。
そして、主人公が政府の代表として会うと開口一番こう言った。
「一緒に魔法党を作って、日本の政治を支配しよう」
主人公は唖然とした。そもそもコイツとは高校時代はライバル同士だった
【信頼逆】
。
主人公がいくら勉強をしてもテストで勝った試しがない。
女にモテたのもコイツだった。
それが、一緒に政党を作ろうと抜けぬけと・・・ いいだろう、こいつを利用するだけ利用して自分が総理大臣になってやる
【慈愛逆】
。
魔法はどの国も持っていない最先端の科学技術だ。
第三の産業革命を日本で起こし、世界の経済戦争から一歩抜き出るのだ。
そしてそれを起こした魔法使いがいる政党が支持されないわけがない。簡単なことだ。
だが、一番の誤算がその魔法使いにあった。
日頃からマスコミには常識はずれなコメントをする。
市民のボランティア活動にもにはあまり協力的ではない。
そして、苦労してセッティン グしたアメリカ合衆国大統領の会合では失礼なことを言って会合をぶち壊してしまった
【変化】
。
そのうち、国民の間から魔法使いへのバッシングが始まった
【理性】
。
何故なんだ!主人公はは魔法使いに詰問した。
そして、かれはこう答えた。
「国民に迎合するのは、自分が望む政治じゃない。本当の政治は国民が選択するものだ」
そして、選択をする時が近づいているという。
その時というのは、怪獣が大量発生することだった。
魔法使いが事前に用意していた 魔法使い軍団により、怪獣は全部退治された。
だが、刮目すべきはその後の救助活動だった。
魔法使い軍団や警察や市民ボランティアが全員まとまり行動したおかげで、犠牲者が0に抑えられたのだ
【生命】
。
なんと、魔法使いは総理大臣とすでに交渉済みであり、有事の際には全ての指揮権を自分に与えてもらえるよう交渉していたのだ。
その代わり、魔法技術で日本の科学力を上げる約束を交わしていた。
この事件のおかげで魔法使いの支持率は急上昇。
魔法党議員数は衆議院の過半数を大きく越え、主人公は見事総理大臣になった。
だが、総理大臣の最初の仕事は気が重いものだった。
いわゆる徳政令である。政府の借金をチャラにするのだ。
そのおかげで、日本中に非常に厳しい倹約令が出された
【創造逆】
。
これは、その魔法使いの命令でこれをしなければ協力しないという。
国民が痛みを伴わないと、魔法の有難さがわからないとかだそうだ。
もちろん、政党の支持率が大幅に下がる。
主人公が文句を言うと、魔法使いはこう言いはなった。
「魔法使いは昔から悪いことをすると相場は決まっている。
なに、いざとなったら魔法で日本ごと潰せばいいのさ。
一から始めるのもそんなに悪くないだろ?」
主人公は思った。
国民全員が支持しても、やっぱりこいつは嫌いだ!
34.目が見えないメロス
主人公の過去
誓約(逆)
主人公の現在
幸運
主人公の近い未来
庇護
結末(目的)
知恵
援助者
秩序
敵対者
至誠
主人公の名はセリヌンティウス。
主人公は王に対して儲け話を持ち掛けるが、失敗して多額の借金を負わしててしまう
【誓約逆】
。
本来ならすぐさま処罰されるはずだが、王は主人公に対して一つ取引を持ちかける。
メロスという目が見えない老人を、隣国のある所まで連れていけば許してやるとのこと。 こんなおいしい話に乗らないはずかない
【幸運】
。
主人公は快諾した。
王様から国の幹部や大商人など、一部の人間しかもらえないはずの隣国との交通証も受けとった。
本来ならこれだけでも一資産築くことができる。
自分はなんと王様に信頼されているのだろう
【秩序】
と主人公は思った。
ただし、通行証はメロスが受け取ったことがちょっと気になった。
目が見えないメロスと主人公はひもで繋がられており、主人公が紐を引っ張り連れていくことになる。
いざとなれば、こんな老人なんてほっぽって逃げてしまおうかとも考えていた。
しかし街を出てから数十分後、殺し屋が突然主人公達一行に襲いかかる。
うろたえる主人公とは対称に、メロスは仕込み杖で敵を真っ二つにしてしまう。
その光景に唖然とする主人公。
実は、メロスは長年王のボディーガードを務めており、隣の国では1億円もの懸賞金がついた超大物だった。
自分の孫娘が隣の国で結婚式を挙げるという噂を聞き、自分の命を引き換えとしても絶対に行くと王様に直訴したところ、調度いいところに主人公が現れたという。
エライことに巻き込まれてしまった。だが、二人を繋ぐ縄は特別なもので切ることはできない。
こうして 、二人の旅は始まった。
殺し屋や腕自慢の猛者を倒し、やっと隣国に入ったが今度は国の衛兵達に追われる。
結婚式に行くどころか、自分達の身を隠すので精一杯の二人。
身を隠すために、メロスが孫娘と良く遊んだ場所に行く。
すると、なんと孫娘がいるではないか!
孫娘の話しでは、結婚式は隣国の王が仕組んだ罠だった。
そのことに気付いた孫娘は二人とともにこちらの国に亡命することにする
【至誠】
。
なんとか国を逃げ出すことはできたが、衛兵と殺しやに追い詰められる3人。
メロスが犠牲になり敵の気をひきつける隙に、主人公と娘は逃げることができた
【庇護】
。
だが主人公は考えた。
このままメロスを見捨てていいのだろうか?
主人公は来るときに会った殺し屋の一人に見覚えがあった。
確か町一番の道具屋の主人だ。
主人公は道具屋の主人を脅迫し、武器や道具を調達しメロスを助けに行く。
主人公は腕っ節はてんで弱いが銃やトラップなどの道具の扱い得意だった
【知恵】
。
そして、主人公が調合した閃光弾はメロスには効かないが、敵には相当効果があった。
こうしてメロスを救出し、王様のもとへ戻った主人公達。
王様はまさか二人が帰ってくるとは思っておらずしどろもどろだた。
そして、メロスは王様のボディーガードをやめた。
そして、主人公はメロスの孫娘と結婚式を挙げたのだった。
35.天使のカルテ
主人公の過去
勇気
主人公の現在
治癒
主人公の近い未来
節度
結末(目的)
知恵
援助者
生命(逆)
敵対者
庇護
主人公は地方病院につとめる女医師。
中央大学病院に勤めていたところを一大決心をし、地方の病院に移ってきた
【勇気】
。
だが、その理由は今まで付き合っていた男である医師に振られたからだった。
地方病院というのは、来る患者は多いが医師の数が絶対的に足りなく、繁忙を極めるところであった
【治癒】
。
最初はあまりの患者の数にうんざりしていた彼女であったが、先輩医師と末期ガン患者との交流にこころ打たれる
【生命逆】
。
そこには、誠心誠意患者に勤める医者と心から医師を信頼する患者の姿があった。
これまでの彼女は単に病気を見るだけだったが、人が変わったように患者のこと心から大切にし、働くようになる。
そんなある日、中央病院より御達示がきた。
そのお達しは、医師不足を賄うために医者の勤務をロータリー制にするということだった。
病院内の意見は真っ二つに別れた。
患者との交流を大事にするグループと、ロータリー制を支持するグループだ
【庇護】
。
カンカンガクガクの議論の末、結論は出ることがなかった。
そんななか、患者との交流を大事にするリーダーであった先輩医者が過労で倒れた。
そうして、ロータリー制が導入されることになった
【節度】
。
だがここで、主人公はある提案をする。
患者の部屋とベッドをテレビ電話で繋ぎ、医者が移動しなくても観察をできるようにしたのだ
【知恵】
。
それだけでなく、医者の負担が減り、患者との交流ができるようなアイデアを次々と出した。
病院内を患者だけでもなく医者にも安らぎを与えた彼女はまさに天使のようだったという。
36.田舎ぐらし大学
主人公の過去
創造
主人公の現在
厳格(逆)
主人公の近い未来
公式(逆)
結末(目的)
庇護
援助者
節度
敵対者
解放
主人公は若干20歳にして、ある農村で大学を創立した学長である。
自分の魔法の知識を活かして、自分の生まれ故郷である農村を活性化させることが夢だった。
そうして、彼は小さいながらも大学を創立した
【創造】
。
当初、大学の維持費は授業料を当てにしていた。
だが、彼の大学にくる生徒達でちゃんと授業料を払える者は少なかった。
しょうがないので、最初の学生達は授業料を免除する代わりに、生徒たちと一緒にお金を稼 ぐことにした
【厳格逆】
。
田舎暮らし大学では、田畑の作り方、村の活性化の仕方、病気になったときの心 得、辺境モンンスターが出現したときの対処などを指南する。
そこで、農業や周辺の魔物退治などで収穫物を売り払うことで、収入を得るのだ 。
そのうち、近所の森に住む妖精達に追い出されそうになるが、説得のすえ共存することにもなった
【節度】
。
そこそこ田舎暮らし大学が有名になり、村も活性化したきたころお城から御達示 がきた。
その内容は、我が国の政府の指揮下に参入せよとのことだった。
主人公は大学を創立するまえに、しかるべき手続きをして、その土地の所有権を 手に入れていた。
が、若干20歳という異例の若さの創立者だし、妖精が度々目撃されるわ、最近では辺境モンスターを利用し 軍備拡大を狙っていると噂されていた。
反乱を恐れた国が、田舎暮らし大学を分解させようと因縁をふっかけてきたのだ
【解放】
。
学長と学生達は話しあいをし、逆にものづくり大学を独立国家として宣言することにした
【公式逆】
。
そして、侵攻してきた王国の兵士達を撃退し、独立を果たすことができた。
今では、王国の王様も変わり、王国の協力のもと運営を続けることになった
【庇護】
。
37.ハーフソウル
主人公の過去
至誠
主人公の現在
解放(逆)
主人公の近い未来
変化(逆)
結末(目的)
公式
援助者
清楚(逆)
敵対者
善良
主人公は高貴な貴族のもとに生まれた。
小さい頃から大事に育てられ、まさに箱入り娘として育てられた。
そのせいか、人を疑うということを知らず、誠に清い心を持ったまま育てられた【至誠】。
だが、主人公には小さい頃から不思議な力があった。
他人に触れるとその人の気分や気持ちがなんとなくわかるのだ。
そして、他人に触れていると自分と他人の身体的能力が上がるという効果もあった。主人公が16才になった日、ふと一人で街に出かけた。
そして、酒場であった不良のような少年に触れたところ、もの凄い力が発揮できたのだ。
彼らはお互いハーフソウルという魂が半分しかない存在だった。
そして、主人公は両親の制止を振り切りもう半分の魂を持つものを探す旅にでる
【解放逆】
。
また、不良の少年ももう半分の魂を持つものを倒したいといって一緒に旅をすることになった
【清楚逆】
。
各地を旅した結果、少年の魂の片割れを見つけることができた。
そこで判明したことは、魂の半分は全く別の性格を持つということ。
手を握ると凄まじい力が出せるということ。
そして、親が子供を生む前に人を殺しある儀式をするとこうなることだった。
理由を聞きに、一旦自分の家に戻る主人公達。
だが、家に帰ると人が変わったように両親が自分を襲ってきた
【善良】
。
真実を知った主人公が邪魔になったのだ。
襲い来る両親を取り押さえ、話しを聞いたところ、主人公は自分の片割れが軍の研究施設にいることを知る。
軍の研究施設に忍び込み、片割れと対面する主人公。
片割れは非常に狂暴だった。
だが戦いの末、相互の理解を果たすことができる。二人はお互いを理解することで、互いの魂の足りない部分を補完することができるのだ。
そして、元の完全な魂の状態に戻ることができた
【変化逆】
。
無事に施設を逃げ出すことができた主人公たち。
主人公とその片割れは、元の家に戻った。
片割れは正式に兄弟として迎えられ、平和に暮らすことになった
【公式】
。
38.クジラ注意報
主人公の過去
治癒(逆)
主人公の現在
寛容(逆)
主人公の近い未来
秩序
結末(目的)
公式(逆)
援助者
誓約(逆)
敵対者
調和(逆)
近未来の日本が舞台。
ある研究の結果、鯨から核エネルギー以上の効率がよいエネルギーが取れることが明らかになっていた。
そして、クジラの拿捕が世界的にも認められていた。
一方主人公は昔、海洋研究所の研究員として働いていた。
ある日水槽の掃除をしていると、あんなに人懐っこかったイルカが襲いかかってきた。
やむなく、主人公は持っていたモップでイルカの眼を突き難を逃れた。
だが、イルカに暴力を振るい死なせたとしてクビになった
【治癒逆】
。
だが、実際にはイルカが襲ってきたのだが誰も信じてくれない。
そして現在、実家の近くの水族館でバイトとして働いている。
だが、あの時イルカは 自分を襲ってきた理由を、いつか解明しようとしている
【寛容逆】
。
そんなとき、あるニュースが耳に入った。
鯨が北極海で暴れているというのだ。
その動画を見て、主人公は気づいた。
あの時のイルカと一緒の目をしていると。
そして、主人公は北海油田の開発をしている企業に依頼され、現地に行くことになった。
どうやらこの企業というのは中国系の企業で今回のプロジェクトも周辺環境調査もせずにクジラ拿捕を行っている疑いなどがあり、イマイチ信用できない
【誓約逆】
。
だが背に腹は代えられない。
自分にはイルカの謎を解明する義務があるのだ。
現場の海域近くにさしかかると、船が突如揺れた。
鯨が船に体当たりを仕掛けてきたのだ
【調和逆】
。
こんなことは前代未聞である。鯨だってただでは済まないのだ。
船は現場海域に行くのは諦め、港に帰ることになった。
一体なぜ鯨やイルカが狂暴化したのか。
主人公は一つの仮説を立てた。
イルカや鯨は超音波で会話をしている。
もしかしたら、それで人間の思考を読み取っているのではないか。
そして、イルカは超過勤務ややりたくない仕事までしてフラストレーションが貯まっていた自分の気持ちに共感し、乱暴的な気持ちになったのではないか。
次の日、主人公は潜水具を付け、その海域付近でダイビングを実施した。
そして 、自分が殺したイルカとの日々を思いだすことで、自分を悲しい気持ちにした。
すると、これまで攻撃的だった鯨が主人公の周りで周遊を始めて、悲しそうな声で歌いだしたのだ
【秩序】
。
やはり、自分はイルカや鯨と共振できる能力を持っているらしい。
だがそれは、せいぜい1キロぐらいの距離であった。
南極のクジラを怒らせるぐらいの強力な共振体がどこかにあるはずなのだ。
企業には残ってプロジェクトの間だけでも鯨を静めてくれないかと依頼されるがそれを断る。主人公は共振体を独力で探す旅にでることにする
【公式逆】
。
今度は、大西洋でペンギンが人を襲うニュースが流れたからだ。
急がないと、人間が海の動物と戦争になる時代がくるかもしれない。
39.フィーリンバッド
主人公の過去
清楚(逆)
主人公の現在
公式
主人公の近い未来
厳格
結末(目的)
結合(逆)
援助者
変化
敵対者
秩序
主人公は相手の感情を読むのがとても上手い。
しかも、彼は自分の感情を相手に同調させる能力を持っていた。
その能力を生かして、主人公はある偽信仰宗教の教祖をして荒稼ぎをしていた
【清楚逆】
。
彼は信者の感情を読み、巧みな話術で彼らの心を上手く掴んだ。
また彼の能力を使い信者の感情もコントロールすることができたのだ。
今や彼は世の中で知らないものはいないカリスマ宗教家になって いた
【公式】
。
だが彼の前にある女性が現れる。
彼女の心はどうしても読むことができず、感情もコントロールすることができなかった
【秩序】
。
彼は憤った。
彼女を自分のものにしようと、彼は色んなことを試した。
しかし、全てが無断に終わった。
だが、あるとき彼は思った。自分の感情を今まで相手に強要してきたが、逆に他人の感情を読むこともできるのではないか。
彼は、宗教の教祖という地位を捨て彼女と付き合うことに決めた。
彼は彼女に好かれようと、人が変わったように真面目な好青年になった。
彼の元信者たちもその姿を見て、正気になりみんな真面目になった。
そして、ある日彼は思った。
別に彼女の心が読めなくてもこんな幸せが続くのな らいいじゃないか。
そのとき彼女は唐突に話し始めた。
「私は心が読める。あなたの心を最初に読んだときに、このままじゃいけないと 思った。だから、あなたが自分の能力の本当の力に気づくまで、今まで黙ってい た。あなた自身の心が世界中の人の心を決める指針になる。ぜひ、世界中の人々 を幸せにしてほしい」
そう言って彼女はでていった
【結合逆】
。
彼は再び宗教を立ち上げた。
しかし、今度の宗教は質実剛健を絵に描いたようなしっかりした宗教であり、世の中のために尽くしたという
【厳格】
。
40.モスタンギュー
主人公の過去
創造
主人公の現在
清楚
主人公の近い未来
秩序(逆)
結末(目的)
生命(逆)
援助者
庇護
敵対者
解放
主人公の舌先は高感度センサーのようになっており、舌先で触れれば何でもわかる。
そして、主人公は元彫刻家で、かつてはあらゆるコンクールで受賞をするほどの有名人だった
【創造】
。
だが 、現実主義を追及しすぎたせいで、あるときモデルを傷つけてしまった。
そのおかげで芸術会からは追い出されてしまい、いまはアルバイトで生活を立てており 、真人間として生活を送っている
【清楚】
。
だが、ある事件が起きたあと主人公の生活は一変する。
主人公の彫刻作品を所有している大富豪が殺されたのだ。
しかも、凶器は彫刻作品の一部だった。
参考人として呼ばれた主人公は現場に残された足跡から、犯人像を推理する。
警察の見解とは全く異なるが、犯人を捕まえてみると主人公の推理が正し かったことがわかった。
この事件を機に、難事件の際主人公は警察と協力し犯人を探すことになる(ちなみに非公式である)。
主人公の相棒は女性刑事で何でもすぐ舐めようとする主人公の暴走を止めようと必死だ
【庇護】
。
この二人が連続殺人事件(通称:アーティスト殺人事件)を追うことになる。
犯人は歪んだ美術界の真の解放を掲げて、美術界の汚点である人物を殺し回っている
【解放】
。
自分も一度は美術界から追放された身なので、その気持ちはわからないでもない。
そしてついに、最高幹部の殺人予告まで出される。
犯行実行のギリギリの所で犯人を捕まえることに成功する二人。
犯人は写実主義の大御所絵描きだった。
自分のその腕を利用し、カモフラージュをし犯行に及んでいたのだ。
犯人は捕まりながらも芸術とは何か?
自分の論をぶち上げ、最後に派手に自殺をした
【生命逆】
。
それを見た主人公は、また創作活動に戻ることになる
【秩序逆】
。
自分が芸術に関 わることで、彼のような者の気持ちがわかるかもしれない。
だが本当は、心の中で今回の事件に関わりこうも思った。
やっぱり芸術は面白い!
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